副業でプログラムの仕事を受注する際の注意点

最近は副業が流行ってます。

普段はサラリーマンとして平日の昼間は会社に通って、

自分の時間の取れる平日の夜や土日に副業をするのです。

 

365日仕事です。

いやあ、働き者ですね~。

 

とか言ってますが、自分も独立したばかりの頃は、

「おれはコンビニか!」と自分に突っ込みを入れたくなるくらい、

仕事ばかりの生活をしてましたけどね。

(最近は体力が・・・。苦笑)

 

ところで、プログラミングができる人も副業ブームに乗って、

プログラムの仕事を受注してたりするみたいですね。

 

でも、プログラム(システム)の内容にもよりますが、

プログラムの仕事は片手間でできるものではないです。

けっこう落とし穴があるので要注意なんですよ。

今日は、安易にプログラムの仕事を受注して大失敗しないための話です。

 

「副業」を隠して受注しないこと

昔、本当にいたんですよ。

昼間はサリーマンやってて、

空き時間にシステム開発の仕事してた人・・・。苦笑

それを顧客に隠していたものだから、

案の定、顧客トラブルも頻発・・・。

 

顧客からすれば、発注した相手は本業としてプログラミングの仕事をしていると思っています。

なので昼間でも電話すれば連絡が取れると思ってますし、

普通に平日昼間に打ち合わせに来いと言ってきます。

副業だと平日昼間は対応できませんよね。

 

顧客が土日営業の会社であれば、

土日に打ち合わせをしましょうと言えますが、

平日昼間に連絡が取れないというのは、

顧客にとってはかなりのストレスです。

 

なので、副業を隠して受注することは、

顧客目線から考えれば避けるべきであり、

副業(または別案件掛け持ち)でもOKという案件のみ受託するべきなのです。

 

請負契約は「逃げる」ことは許されない

これも、たまにいるらしいんですが、

受託したシステムが作れなくて逃げちゃう人。

 

僕自身は、そういうエンジニアに会ったことはありませんが、

お客さんからよく愚痴を聞きます。

「個人のエンジニアさんに頼むと怖いんですよ。

納品期限を守らない人や、逃げちゃう人もいるから。

あなたは大丈夫ですよね?」

みたいな感じ。。。苦笑

 

僕は、そういう話を聞くたびに思いました。

「そいつ、勇気あるな」

と・・・。苦笑

 

通常、システム開発って請負契約です。

常駐では(最近はリモートでも)SES契約ですが、

通常ほとんどは請負契約です。

家の建築と同じ類の契約です。

 

雇用契約じゃないので、風邪で休みますとか、

嫌になったので辞めますとか、そういうことはできないんですよ。

ものすごく責任の重い契約なんです。

バイト感覚で請けると泣きを見ます。

 

例え契約後にうまくできなくて、

「お金はいらないので、もう辞めさせてください」

といっても、契約しちゃったら損害賠償を請求される恐れがあります。

 

つまり、顧客からしたら納期日にシステムが完成して、

そこから利益を得るはずだったのが得られなくなったわけでして、

逸失利益を損害賠償請求される可能性があるのです。

 

余程、個人に依頼する程度の小さなシステムで、

損害賠償などと言いだす顧客はいませんが、

顧客によっては請求してくる可能性もあるわけです。

 

つまり、システム開発の受託って「逃げる」ことが許されない、

怖い契約なんですよってことです。

 

作れそうもないプログラムを請けるな

この逃げちゃう人のパターンで、

一番よくあるのが、結局「作れない」というパターンです。

または、バグが多すぎてまともに動かないってパターンですね。

これもよくいるんですよ。

 

昔あるエンジニアさんから、

「株の自動売買システム(株ロボ)」を作ってくれと頼まれましたが、

僕は株はやらないので断ったんですよね。

しかも報酬30万円て、それは安いよ・・・。苦笑

 

どうもそのエンジニアさん、自分で請けたはいいけど、

難しくて作れないみたいなんですよ・・・。

 

その後も何度も何度も「手伝ってほしい」と言われて、

それでも情に流されずに、何度も何度も断ったんですけどね。苦笑

ま、僕自身「株」をやってれば請けたでしょうけどね。

例え僅か30万の報酬でも面白そうじゃないですか。

 

ていうか、その人も株とか投資はやらない人でして、

なんでそんなの請けたんだろうって不思議で仕方なかったんですよねー。

株の自動売買システムなんて、結構な難易度ですよ。

 

思うにその人、普段はWEBデザインをやってる人ですが、

でも「プログラムも少しできますよ」的な人だったんですが、

だからこそ仕様を聞いて「できる!」と安易に思っちゃったんでしょうね。

プログラムへの落とし込みの感覚をつかみ切れてなかったんだと思います。

 

僕の感覚ですが、仕様書を見て「複雑だな」と思ったら、

プログラムはその2倍、いや3倍くらい難しくなります

ましてや株ロボなんて・・・。苦笑

 

副業でやる際も「あ、これなら簡単だ」と思うレベルでも、

プログラムにすると難易度は上がると思って注意して受注しましょう。

 

顧客の素性に注意しよう

個人事業レベルのプログラマーだと、

大手からの発注はほぼありません。

ましてや副業であれば99.9%大手企業からの仕事は無いと思います。

 

なので、ターゲットは中小企業からの発注になると思うのですが、

中小企業って言うのは大手と違って世に知られてませんから、

どんな会社かわからない場合もあります。

つまり反社とかのケースもあるということです。

 

なので、受注する前に必ず相手の会社を検索して調べておくことです。

そして特に代表取締役の名前でググってみることです。

実際に、元詐欺で逮捕された社長さんだったとか、

そういうこともありました。。。

あぁ、受注しなくてよかったなと、冷や汗ものでした。

 

発注先も普通の会社には断られるので、

敢えて個人エンジニアとか副業系を狙ってきます。

しかも報酬も悪くないのでお金に負けて飛びついちゃう人もいます。

 

以前にも書きましたが、実際に摘発されたインチキ出会い系システムや、

風俗系とかキャバクラのシステムとか、

そういう普通の人は請けなようなグレーな案件は、

実際にひっそりと裏で流通してます。

 

怪しい仕事には陰で反社がかかわっている可能性もあるので、

そういう仕事を受けるということは、

反社からお金をもらってるのと同じといことになります。

気を付けないといけません。

 

というわけで今回は副業でのプログラム受注について書いてみました。

参考になれば幸いです。

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