【夢日記】東大寺へタイムスリップ

山奥にポツンと古民家が見える。

雪が降る寒い場所で、辺りは多くの雪が積もっている。

現代なのか、昭和なのか、江戸時代なのか、時代感覚がイマイチよくわからない。

 

この古民家は僕のものではなかった。

どんな経緯があったかはわからないが、この古民家を手に入れたようだ。

しかし古民家を利用するための準備がちゃんとできてなかった。

 

前々からこの古民家を手に入れる予定ではあったが、少しタイミングが悪かった。

もう少し準備ができてから来ていたら、こんなことにはならなかった。

とにかく何もかもが準備不足だったようだが、具体的に何が準備不足なのかはわからない。

 

古民家に着き、中をチェックする。

二階建てになっており階段で二階へ上るとそこは寝室だった。

古民家なのに洋室っぽい雰囲気で、ベッドのようなものが3つくらい並べて置いてあった。

 

寝室は雨漏りだらけで、雨が壁にしみこんで大きな染みができていた。

それを隠すために色紙のような四角い紙がたくさん壁に貼られていた。

そこには黒い墨で絵のようなものが書かれていた。

 

その古民家には嫌な性格のふしだらな女が住んでいた。

平気で見知らぬ男と一晩を共にしてしまうような女だ。

 

女は雪の中、町へ出かけようとしていた。

雪で足が冷たいからなんとかしてくれ、良い履物をよこせと僕に愚痴をこぼした。

その女の様子を見ていると、激しい憎しみと嫌悪感が湧く。

 

しばらく古民家にいると、嫌な予感がしてきた。

この古民家を自分が入手することを知らない者たちが周囲にたくさんいると知っていたからだ。

これもまた、まだ準備ができてなかったせいだった。

 

すると、嫌な予感は的中し、勝手に古民家に忍び込んで貴重品や食料を奪おうとする盗賊が現れた。

忍者のような恰好をしてこっそりと入ってくる者もいれば、僕がいることを知らず、堂々と笑いながら物を盗みに来る輩もいた。

 

階段から下の様子を見ると、あれこれ物色する盗賊が三人ほど目に入った。

僕は「通報しなきゃ」と思って、自分の荷物が置いてある棚?机?のような家具の上あたりを探すが、スマホが見当たらなかった。

やはり、時代は現代ではなく、江戸時代? もっと昔だろうか?

 

すると盗賊たちは階段を登って二階にやってきた。

仕方なしに、戦って盗賊たちを古民家から追い払った。

一人の盗賊からは、盗んだものを奪い返した。

しかし、毎度こんな奴らがやってきたらキリがない。

どうにかしなければならない……。

 

僕は、いったん山奥の古民家から出て、町の方へ向かった。

町へ向かう途中には、赤い橋があった。

その橋には、いつも一人の若い男が手摺のような部分に座っていた。

僕は若者と顔なじみのようで、橋を通るたびに雑談を交わしていた。

 

若者に挨拶をして橋を通り過ぎると、東大寺のような建物にやってきた。

厳密には大仏などないし、明らかに東大寺ではないのだが、雰囲気が東大寺なのだ。

 

そこに入ると、歴史的に貴重なものがたくさん置いてあった。

それを見て僕は感動する。

貴重なものといっても宝石とかの類ではない。

大事なことが書かれた巻物のようなものだったり、歴史的に貴重なものが、無造作に床に放ってあるのだ。

 

この時代では、これらの歴史的な品は貴重であると認識されていないのか、持って帰っても問題なさそうだった。

その場で読んでみたいがそうもいかない。

あとで持って帰ろうと思うのだが、時間をかけて物色することができなかった。

なぜなら、ここには一時的に来ただけだから、すぐにここを出なければならないのだ。

 

「あぁ、もったいない、こんなに貴重なものがたくさんあるのに。もう行かなきゃ……。」

 

ふと、他の人に取られはしないだろうかと心配になった。

この東大寺のような場所には、人がたくさんいた。

もちろん観光客ではない。

旅人や、家がない人たちが寝泊まりに使っていたり、仕事もせずに昼寝したりする人がいたのだ。

 

もしかしたら、ここは盗賊たちが住処にしている場所、または休憩所のように使っているのだろうか。

金品を盗んだとき、巻物などカネにならないものをここへぶちまけて放置していったのだろうか。

 

そう思って辺りを見渡すと、たくさん寝転んでいる人たちの中に、先ほど古民家に物を盗みにやってきた盗賊を見つけた。

同じ模様の緑色の着物を着ていたからすぐにわかった。

盗賊も僕に気がついたのか、短刀のようなものを取り出してこっちへ走って向かってきた。

ここは自分の縄張りだと言いたいのだろうか、血相を変えて襲い掛かってきたのだ。

 

僕はまたしても戦って難を逃れた。

何故か僕は強かった。笑

しかし、物騒な場所には長くいられないと思って、歴史的貴重品に後ろ髪をひかれつつも東大寺を出た。

 

古民家へ戻る途中、再び赤い橋に出た。

その橋は木でできており、上下二段になっていた。

上の段は木の板が貼ってあるのだが、隙間だらけで足を踏み外すと1段目に落ちてしまう。

 

「行き」に赤い橋を渡った時は二段になっていることを知らず、二段目を歩いていた。

帰りにそれに気がつき、二段目から一段目を見下ろすが、その高さに怖くて足がすくんだ。

 

するといつもの若者が現れて、僕を見て笑いながら言った。

「怖いなんてことあるものか。見慣れてないだけだろう。端に座ってもう一度下を見ろ」

二段目に座って一段目の床を見ると、確かに思ったほどの高さは無かった。

 

一段目に降りて辺りを見渡す。

そこには板が貼ってあり、広いスペースができていた。

ここはなんだろう?

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