右翼とネトウヨ、合理主義者は区別した方が良いですよ

この前、左翼とパヨク、反日主義は区別したほうがいいという話を書きました。

つまり僕は、考え方が「左」寄りだからと言って、なんでもかんでも「パヨク」とバカにして、

「一事が万事、全てダメ」と言うことでは無いよと言いたかったのです。

大学時代の左翼先輩は、今思えばパヨクじゃねえかって思う時もありますが、

まあ、もしかしたら、このブログを見てるかもしれないので、控えます。苦笑

 

というわけで、今回は同様に、「右」についても書きたいと思います。

右翼と言えば、最近はネトウヨとか言われてます。

ネットで右翼的な発言をする人のことですが、まあ、パヨクの対極にある、考え方の浅い右翼と考えるとわかりやすいかと。

そうでない右翼は、怖い右翼ですね。苦笑

あと、右翼でも左翼でもない、単なる合理主義者ってパターンもあります。

その3つについて考えてみたいと思います。

 

右翼は「体育会系」って覚えておくとわかりやすい(笑)

そもそも右翼というと、愛国的、保守的と言われますが、

具体的に「どういう人なの?」って言われると、ちょっと説明が難しいんですよね。

 

でも、一番わかりやすいのは、体育会系な人です。

上下関係絶対服従、先輩から受け継いだことは連綿と末代まで受け継ぐ。

まるで軍隊のような規律正しさを好む人が多いです。

 

厳しい上下関係の結果、自分たちの先代の教え以外は受け付けないようになります。

つまり世界が狭くなるので、排他的になります。

つまり、外国が嫌いです。

 

さらに、自分たちが一番正しいと信じているから、自分たちの方法を永遠に守ろうとします。

昔ながらの文化を愛すという精神は頑固さにつながり、まさに保守的という言葉そのまんま。

 

今話題の相撲協会やレスリング協会とか、それです。

 

体育会系ってのは、そのまんま軍隊の特徴にもつながります。

有事のときは、国をあげて外国と戦わなくてはなりませんから規律正しくなくてはダメなのです。

なので子供のころから学校体育で、「気を付け」「前に倣え」「回れ右」「番号!」とか軍隊みたいなことをやります。笑

良いか悪いかは別として、学校体育には、そういう側面もあるのです。

 

右翼は「差別主義者」が多いと覚えてくとわかりやすい

それと、右翼のわかりやすい特徴がもうひとつ。

それは何かと「差別的」だということです。

 

自分たちの狭い世界が正義と思ってますから、自分たちの外にいる人たちや、自分たちとは異なる人たちは悪、または敵なのです

 

具体的には弱者を保護するという考え方が希薄な人が多いです。

例えば、障害者に対して、「国のお荷物」と考える人が多いです。

結果、障害者保護に税金をかけることが無駄であると考える人が出てきす。

 

また同様に、自分たちとは異なる世界の人間、外国人に対して税金などを使われたくない、

国が保護するのはおかしいという考え方を持っていたりします。

でもこれって税金はまず国民に使えと言う優先順位の問題なんですよね。

単なる国籍差別で、外国人は保護不要!みたいに論じているところがレベルが低いですね。

 

さらに、昔の同和問題や在日朝鮮人問題など、差別されていた人たちに対して、その差別を継続しようと考える人も多いです。

相手の過去をほじくり返して、あいつは「出が悪い」などと言う人いますよね。苦笑

結局、視野が狭いので様々な価値観を理解できず、異質なものが混ざりあうことを恐れるんです。

 

しかも右翼は「差別」を継続しようとする

この、差別を継続しようとするところが、ちょっと面倒くさいんです。

でも、だからこそ、右翼的・保守的なんですけどね。

 

裏を返せば、自分の優位的な立場を維持したい、自分の立場を異質なものに奪われる恐怖というものがあるのです。

つまり、これは自己保身=生物的欲求に由来しているもので、根が深いんです。

 

でも、今の時代、あからさまに差別はできません。

そこで、ネットでよく見かけるのは、弱書を保護するふりをして、差別対象者を宣伝するパターン。

「あそこは部落だ」とか、「こういう地名は部落の地名だ」とか。

「こういう名字は部落民だ」、とか「在日朝鮮人だ」とか公の場で堂々と言う人。

 

この前ネットで見たのは、さんざん部落名や差別的な理論を披露して、

最後に、「差別はなくさなければなりません。」だって。。。

「いやいや、お前が広めてるじゃん!」

って話です。笑

そういう善人を装った差別主義者も存在し、いろんな方法で差別を維持しようとするのです。

すべて自分たちの優位なポジションを維持しようという自己保身から来ています。

 

ハッキリ言って、もうネット社会ですから、よくよく調べれば、半分以上はウソだということがわかります。

調べれば、昔から日本によくある地名、よくある名前であることが大半です。

 

または、自分の過去が部落出身だから、別の無関係の地域を貶めているという可能性も有ります。

例えば、自分の嫌いな人が住んでいる地域や名前を、部落だとか書いて貶めたいのかなって。。。

ほんと、ネットは嘘ばかりです。

あ、いや、ネトウヨは嘘ばかりですから要注意です。

 

過去に差別を受けた人が右翼的になるケースもある

あと、自分たちが元々、差別されていた、または差別されるような事情がある人が、

それを隠そうとして、あえて「右」寄りに振舞うこともあります。

 

以前、食事の作法や、日本の礼儀作法全般について、それを守れない人を、すごくガミガミと叱る人がいるという話を聞きました。

「日本人の心というものをどう思っているのか?」

「そんな作法で、悲しむのはオマエの両親だ!」

とか、言ってますが、作法ができないからって、そこまで言うのは、酷い人格否定です。

 

両親を引き合いに出して「親の顔が見たい」とでも言いたいんでしょうが、それもまた、差別的です。

作法というのは、単なる偏狭な内部ルールですからね。

酷い話だなって思ったら、その人が実は帰化人だったという話。。。

 

昔、差別されて辛かったから、親が日本の作法になじもうと、そして子供に厳しく教えようとしたんだろうなと、

事情は分かりますが、だからと言って、みんながそうじゃないですからね。。。

 

というわけで、このケースは、

いつのまにか、自らが多様な価値観を認められない人になっちゃった

という残念な右翼のパターンです。

 

もうひとつの右翼は怖い人です。。。

でも、右翼って言うと自分なんかはすぐに「街宣車」を思い浮かべます。

たまに、大音響で軍歌みたいなのを流しながら道路を走っている真っ黒なワゴン車をみかけることはありませんか?

ちょっと異様ですし、近寄ったらいけない雰囲気を醸し出してますよね。

つまり、あの方々こそが「怖い右翼」です。苦笑

 

子供の頃、あれは何だろうって不思議で仕方ありませんでした。

あれが右翼の街宣車だって知ったのは、大学生くらいですかね。

右翼ってのは愛国主義、伝統を重んじる保守主義の思想です。

でも、なんで街宣車を使ってまで、あんなに派手に政治信条を宣伝する必要があるのかな?

と。

不思議ですよね。

 

怖い右翼も様々です

どうも、いろいろと調べると、怖い右翼って普通に暴力団みたいです。苦笑

なんで暴力団なの? って思うかもしれませんが、歴史があるようです。

つまり戦後、左翼デモの鎮圧に、右翼団体が暴力団に協力を仰いだという経緯があるようなのです。

それ以来の「仲」だとかどうとか。。

 

今でも政治との結びつきやCIAの陰謀とか、いろいろ都市伝説はありますよね。

何が本当かわかりませんが。苦笑

ほかにも、単に暴力団が自らを暴力団だと認定されないように、

あえて右翼系の政治団体を名乗るケースもあるようですけどね。

また、おカネをもらって街宣車を動員して、敵対する人に嫌がらせをしたりすることもあるそうですが、実態はよくわかりません。

 

右翼ではなく、合理主義者・リバタリアンです

ところで最近、「世の中が右傾化している」ってマスコミがメディアで騒いでますが。

果たして本当に右傾化しているのでしょうか?

僕は「違う」と思っています。

 

右傾化で一番怖いのは、戦争です。

果たして、今の日本国民、若い人たちが戦争をするでしょうか?

絶対に、しないと思いますし、

「麻生さん、安倍さん、二人で行って来て」って言うと思いますよ。笑

 

どっちかというと、右翼というよりも、リバタリアンなのです。

リバタリアンというのは、合理主義の極致とも思える側面があり、

個人が自由に振舞うための合理的な仕組みを世の中に求める傾向があるのです。

 

しかし、世の中の公平さや平等さなどには感知しないのです。

そこが「右」に見えちゃったりするんですよね。

 

維新の会の橋下氏とか、小池百合子氏も、「右」って言われてますけど、

合理主義的な側面の方が、僕は強く出ているように見えます。

新自由主義とも似てますが、より広い意味で言えば、リバタリアンの方が妥当です。

右傾化などではなく、単に世の中に「リバタリアン」が増えているだけだと思うんですよね。

 

僕もどちらかというと、ここに当てはまります。

物事にビッと線を引いて、白黒決めるという単純な発想でなく、

ケースバイケースで、その時の状況をみて論理的に結論を導くタイプです。

そして、向かう方向は自由であり平和なのです。

 

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