在宅ワークでストレス耐性を下げない方法

このブログを昔から読んでくれている読者さんはご存知かと思いますが、

僕の仕事はIT関係で、パソコン一つあればどこでも仕事ができます。

とはいえ、常に全国を飛び回って旅しながら仕事してるわけではなく、

海外にサテライトオフィスを持って仕事しているわけでもなく、

ほぼ自宅におります。(自宅の仕事環境が快適ですしね)

 

ちなみに、いちおう法人ですが僕一人しかいませんので、

当然、昼間も自宅で一人で仕事をしています。

いわゆる個人事業主であり、在宅ワークと呼んでも良いかと思います。

 

でも、この在宅ワークという仕事の仕方は、

良い面ばかりではなく悪い面もあります。

 

とくに最初の数年くらい自宅で仕事をしてみて感じたのは、

ストレス耐性が下がるんじゃないかという心配です。

なんとなく、ストレスに弱くなった自分に気が付いたのです。。。

 

今日は、そうならないためにはどうするかという話です。

 

ストレスを感じやすい性格

そもそも僕は世の中のストレスチェックを試す限り、

もともとストレスを感じやすい性格らしいです。笑

そんな自分の「ストレスを受けやすいとされる特徴」をあげてみましょう。

 

・せっかち(短気)

・いい人タイプ(八方美人)

・細かい(完全主義)

・常に変化を好む

 

ちなみに、最後の「常に変化を好む」というのは、

少しわかりにくいので説明します。

 

例えば、物事に慣れてくると飽きてきて、

新しいことを始めようとするのですが、

今までやったことないことは最初はうまくできませんよね。

上手くできないからストレスがたまるのですが、

常に新しい事ばかりやるので、

常にストレス状態という、そういう意味ですね。苦笑

 

ストレス耐性低下の理由は人と会わないから

さて、上のような性格の人はストレスを感じやすいらしいので、

ぜひ気を付けてほしいのですが、

そんな人が在宅ワークをやろうと思ったら注意が必要です。

最初にも書きましたが、さらにストレスに対して弱くなる可能性があるからです。

 

それはひとえに「人と会わないから」です。

ストレスの大半は対人関係です。

 

対人関係が減ればストレスは減りますが、

その一方で、ストレス耐性は落ちます。

 

在宅ワーカーによっては「人と話さない」「人と会話しない」というケースもあるかもしれませんが、

それだと、さらにストレス耐性は落ちると思います。

 

原理は明快です。

ストレス耐性は「慣れ」だからです。

 

例えばの話、1週間に1回嫌な上司に嫌味を言われると、

最初はすごく腹が立っても、だんだんと慣れてきます。

さらに、周りの様子から、あの上司は元々嫌な奴で、

他の同僚もその上司を嫌っているなどの状況がわかると、

徐々にストレスは緩和されてきます。

 

でも、一人で仕事をしていれば、そういう上司もいなくなります。

そこへ、たまーに嫌な感じのお客さん(の担当者)が出現した時に、

多分、史上最高に嫌な奴と出会ったと思うくらい落ち込むと思います。笑

 

でも、よくよく振り返れば、その程度の嫌なやつは会社員時代には、たくさんいたはずです。

ところが長らく嫌な人と接してないと、その感覚を忘れてしまうのです。

 

しかもその人を取り巻く周りの人たちの様子もわからないので、

もしかしたら自分の方が嫌な奴で相手は実は「まともな人」なのではないかと、

自分の方が悪いんじゃないかという疑念、罪悪感すら抱くことさえあるのです。

 

それが一人で仕事をするということであり、

すべてに自己判断が要求されることの怖さでもあります。

 

なので、ある程度、常識や人を見る目が無いと、

無用な自己嫌悪に襲われて悩む恐れさえもあるのです。

 

自分ルールに気がつかない可能性が高い

在宅ワークで、もう一つ怖いのは自分ルールに気が付かないことです。

長らく何でも自分のペースでできるようになると、

良い悪いは別として「自分ルール」というものが自然と生まれてきます。

 

そして「自分ルール」に慣れ過ぎると、

顧客のペースを無視するようになってくるのです。

 

もっとも最悪なのは「自分ルール」を知らず知らずに顧客に押し付けて、

それに対して顧客が反発することにストレスを感じるようになります。

 

こうすれば早く仕事も終わるし、結果もうまくいくのに、

どうして顧客はOKしないんだ、こんな顧客はダメだ!

などと自分のペースでできないことに腹を立て始めます。

 

しかも、自分ルールにこだわり過ぎている自分を注意してくれる人も周りにいませんから、

なかなか、それに気が付きません。

 

もしかしたら自分ルールが世の中から見れば、

ちょっとおかしなルールになってしまっていても、

それに気が付かないままストレスを感じ続け、

最悪のケースでは顧客が離れていってしまいます。

 

時間管理の失敗が自律神経を壊す

ところでストレスというのは、実は体調と密接に関係します。

とくに在宅ワークは時間管理・体調管理が難しいですけども、

これがうまくできてないとストレスの原因になります。

 

例えば、仕事のキリが悪いからと、

ついつい夜遅くまで仕事をしてしまったり、

その反動で朝寝坊したり、

うっかり昼間に寝てしまったりすると、

自律神経がうまく働かなくなります。

自律神経に支障が出ると、

日常生活に弊害が出ます。

 

人って自律神経の働きによって、一日の内で体調に変化が生じています。

休む時間帯と活動する時間帯を自律神経が自動的にコントロールしてるのです。

本来なら休む時間帯に仕事をしても能力は最大限に発揮できませんよね。

逆に活動する時間帯に眠ろうとしても、なかなか眠れませんよね。

 

とくに長く仕事をやっていると、

一番能力が発揮できる時間帯というものがあるのに気が付くと思いますが、

自律神経がうまく働かないと、

自分のベストの時間帯がわからなくなります。

 

例えば、大切な顧客との打ち合わせなどの時間を、

自分の能力をMAXに発揮できる時間に合わせにくかったりします。

 

逆に朝早い時間に、お客さんに打ち合わせに来てほしいと言われても、

眠い目をこすりながら頭が働かないまま客先に向かう羽目になります。

 

体調がイマイチすぐれないまま、「だるぅ~」なんて思いながら仕事をするってのは、

けっこうストレスになるのです。

すごく辛いストレスではないけど、なんとなく鬱々とする感じですね。

 

通勤と会社で消費するカロリーと養われる筋力の大きさ

また、僕が特に感じるのは、

通勤が無くなったことによる運動不足と、

それによって生じる体調不良です。

 

通勤や会社で仕事をするという、その行為で消費するカロリーだったり、

歩く時や通勤電車で揺られながら立っている時の足の筋力だったり、

けっこうバカにできないくらい大きいものだったと気づかされます。

 

結果、筋力が落ちますと基礎代謝が減り、

あまりたくさん食べてないのになぜか太ります。

太ると血流が悪くなりますから、

頭が働かなくなったり眠くなったりしやすくなります。

 

このように時間管理の失敗と、体調管理の失敗が重なると、

体が重くなり、なぜか気分も重くなる日が増えてきます。

そうなると、鬱な気分になりやすく、

なぜかスッキリしない、という日も増えてきます

 

毎日スッキリしない中、

ただでさえストレス耐性が落ちてる状態で新たなストレスを受けると、

ストレスに対して過剰反応するだけでなく、

そこから回復するのにも時間がかかったりします。

 

在宅ワーカーがストレス耐性を上げるために

というわけで、在宅ワーカーは会社勤めの人以上に、

ストレス管理をしっかりやらないといけないのです。

 

これが僕がたまに口にする、

「あぁ、サラリーマンの方がラクだったなあ」

という愚痴の1つの理由です。苦笑

※ 自分で仕事を取らないといけない大変さもありますが

 

まとめです。

在宅ワーカーの人は、次のことに気を付けると、

自分の能力をMaxに発揮して、ストレスなく仕事ができると思います。

 

(1)なるべく人と会うようにする

僕の場合は人と会わなくても仕事ができてしまいますので、

なるべく電話をしたり、人と会うようにしていますが、

それでも、人と会わない日がとても多いです。

 

そんな人に、ひとつ提案したいのはSNSです。

表面的かもしれませんが人と会話したりできますよね。

 

また、フォロワーさん以外の赤の他人の会話も見ることができます。

そうすると、たまに、とんでもない人がいますよね。

世の中にはこんな人もいるんだなあ…と知ることで、

嫌な人に対する免疫ができたりします。苦笑

 

ちょとした挨拶くらいから始めて見るのも良いかもしれません。

SNSは嫌になったらすぐに辞めることもできますので、

ワンクリックで人間関係をリセットできます。

なんて書くと、ちょっと怖いけど(苦笑)、

でも、SNSがストレスになったら本末転倒ですからね。

 

(2)顧客の反応をよく見る

独りよがりの自分ルールを作って、

それを顧客に押し付けてないか自分を見つめ直す時間を作りましょう。

もちろん、これは在宅ワーカだけでなく、

一般の自営業者や、サラリーマンにも当てはまると思いますけどね。

 

でも、とくに在宅ワーカーは、注意してくれる人がいないので、

独りよがりな自分に気が付きにくいです。

なので、顧客の反応をよくみましょう。

 

顧客からネガティブな反応があった時は、

何か自分に落ち度がないか、配慮の不足がないか、よく考えましょう

 

まあ、この点は個性や性格の問題もあると思いますので、

なかなか一概に言えない部分でもありますが、

でも、どうも仕事がうまくいかないなあと思ったら、

一度自分を見つめ直す機会を作った方がいいかなって思います。

 

(3)生活リズムを朝型にする

これは僕は、なかなかできなくて、

何度もチャレンジしては失敗しております。。。苦笑

 

なので、最初は起きる時間を一定にすることから始めると良いです。

朝11時に起きよう!でも良いと思います。

固定するとペースがつかめます。

 

そして、固定したら、少しづつ起きる時間を早めるのです。

 

できれば、朝7時には起きるようにしたいですね。

完全な朝方ですね。

 

実際、早寝早起きが続けられたときは本当に体調が良いので、

ぜひ、オススメです。

以前に「人には朝型と夜型タイプがあって、

夜型の人が朝方に切り替えると精神・体調を壊す」いうガセネタが蔓延しましたが、

医学的に否定されていますのでご安心を。

 

とくに、朝方になると、午前中がとても長く感じて、

しかも午前中にたくさん仕事ができるので、

なぜか一日がとても充実した気持ちになれます。

実際、午前の方がパフォーマンスは上がります

 

ただし、朝方夜型の転換は、習慣が大事なので、

しばらく継続しないと、すぐに元に戻ってしまいますから要注意です。

いや、本当に注意です。実感入ってます・・・。

 

(4)運動をする

最後は、ありがちですが運動をすることです。

在宅ワーカーは人と会わないというだけで、

一般の人よりも相当にカロリー消費が少ないです。

人と会うのってカロリー使うんですよ。

 

あと、ずっと座り続けていることで、

さらにカロリー消費が減っています。

ていか、ほとんどカロリーを消費してないです。苦笑

 

しかも、筋力もどんどん衰えてきます。

そうすると、だんだんとお年寄りの気持ちがわかってくるのです。

お年寄りがどうしてあんなにヨボヨボとしてるのか、

どうしてあんなにスローなのか、

なるほど、まず筋力が衰えていくと、そうなるんだなあって。苦笑

 

なので、とにかく筋力を鍛えましょう。

筋トレも良いかもしれませんが、

今流行りのヨガやピラティスなどでインナーマッスルを鍛えるのが一番お勧めです。

 

でも近所にスタジオやジムがない場合は、独学でやるのは難しいでしょうから、

オーソドックスですが、スクワット、腕立て、腹筋の3点セットを1日100回やる

とかでも良いかもしれません。(それって、けっこうキツイけど。。。)

 

あと、歩くことですね。

僕も毎日犬の散歩で少し汗をかくくらいの距離を歩いています。

でも気を付けないといけないのは、散歩だけだと圧倒的に運動が足りないってことです。

 

ぼくも長年犬の散歩をしてきましたが、これだけだと確実に太ります。苦笑

同時にガーデニングなど庭仕事もを挟んでも太りますね。

ホント、大した運動にはなりません。

さらに筋力はどんどん落ちていきます。

 

ちなみに、マラソンは筋力もアップしますし良いかもしれません。

マラソンやトライアスロンも今すごく流行ってますし、

仕事で結果を出している人はなぜかマラソンしてたりしますね。

 

ま、何でもよいのですが、

要点は筋力をアップするような運動を必ずやるってことですね。

 

 

以上ですが、僕自身も完ぺきにストレス管理ができてるわけではありません。

そして、ここに書いたことは常に自分自身で、

「よし、やろう!」

って堅く決意しないとできないことばかりです。。。

サボるのは本当に簡単なんですよねえ・・・。

 

僕自身もここに書いたことを

「今日から新たな気持ちでやろう」って思ってますので、

読者の皆さんも、ぜひ一緒に頑張りましょう!

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