亡くなった人に会いたいという思い

このショートストーリーは久々の新作です。

テーマは「亡くなった人に会いたい」という、比較的普遍的なものであります。

主人公の風香のおじいちゃんに会いたいという気持ちが異世界へいざなったという設定ですね。

 

が、、、このお話を書いたのは「月の話を書きたい!」と思ったことがきっかけでした。

なぜなら、ちょうど神智学の解説動画で月の話をしたからです。

月についてネガティブな話をしたので、罪滅ぼしじゃないですが、月をもっと素敵なものとして描きたいなと、そう思ったのです。

とは言っても、物語の中に月についての深い話は一切しておりませんのでご了承ください。笑

 

 

父親ともっと会話をしよう!苦笑

話を戻しますと、自分自身も父を亡くして、何年か経ちますが、やっぱり後悔が多いんですよね。

もっと話しておけばよかったなと、本当に心から思いますね……。

母親は意外と世間話とか、どうでもいい話とか、わりと話したりするんですが、父親とはあまり話さなかったですからね。

 

これ、どこの家も似たようなものじゃないでしょうか?

今の世代の「パパ」さんはわかりませんが、僕の世代だと、父親というのは寡黙な生き物でした。笑

 

そもそも、親って何考えてるかわかんなくないですか?(って、そう思うのは自分だけか?)

とくに父親というのは、母親に輪をかけて、よくわからん存在でした。苦笑

とにかく頑固過ぎて話にならんわ!って思う時もあれば、妙に考え方が現代的・革新的なところもあったり……。

 

ま、とりあえず僕の性格も父親の影響を多分に受けていると思われます。

周りからはきっと「よくわからん人間だ」と思われてるんだろうな~。

とりあえず、主人公の風香の性格も、なんだかんだいってじいさん譲りの強さをもっているという設定でございます。笑

 

臨死体験と三途の川

ところで、主人公の風香が事故にあって、気を失ったときに見たものは何だったか?

臨死体験なのか? ただの夢なのか?

 

臨死体験の体験談が書かれた書籍は多数出ています。

それらを読むと、一般に臨死体験とは死に瀕するほどの重体の時に経験するものとされています。

(物語の中では重傷だとか重体だとか詳しく書いてませんけどね)

 

そして、臨死体験で必ずと言っていいほどに出てくるのが、花畑と、三途の川です。

ちなみに物語中に花と川を出したのは、それを想起させるためでもあります。

三途の川とシルバーコード

では、なぜ花と川なのかと言いますと、花はやっぱり昔も今も人の心を落ち着かせるものですよね。

死んで間もない人が、見知らぬ世界(あの世)で混乱しているときに、いったん落ち着かせる効果があるのかなと思うわけです。

 

では、なぜ川なのか?

これは、やっぱり「現世との縁が切れるポイント」というのがあるからでしょうね。

そして、目の前に川が横切っていれば、誰もがいったんそこで立ち止まりますよね。

立ち止まって考える時間を与えるためのものかな? なんて思うのです。

 

オカルト的な説では、人間の体は物理的な体のほかに、アストラル体、エーテル体など非物理的な体を持っていると言われています。

普段はこれらが異なる次元に重なって存在しているのですが、物理的な体と非物質的な体をつなぐヒモのようなもの結ばれているからなのです。

そして、死ぬと、このヒモのようなものが切れてしまうというのです。

 

このヒモを、シルバーコードと呼ぶ人もいますが、思想体系によって様々な呼ばれ方をしています。

恐らく、三途の川を超えると、このシルバーコードがプツンと切れてしまうのでしょうね。

そのようなヒモを切断するシステムが三途の川に備わっているのだと思うのです。

 

体外離脱(幽体離脱)は臨死体験なのか?

ちなみに、臨死体験と似たものに体外離脱(幽体離脱)があります。

体外離脱については、このチャンネルでもたびたびご紹介しておりますロバートモンローさんが非常に興味深い体験をしております。

 

ある時モンローさんが、自分自身の究極の目的(人類の目的でもある)を探しに、体外離脱中に遠くへと旅に出たことがありました。

しかし、あまりに遠く、そして時間をかけて旅をしたため、命を落としそうになったことがあります。(詳しくは「究極の旅」をお読みください)

ということは、体外離脱と臨死体験は、同じような類の体験だということが言えますよね。

つまり、どちらも生と死のはざまを行き来しているということです。

体外離脱が実は危険だと言われる理由の一つがそれですね。

現実世界に戻れなくなってしまうというリスクです。

 

でも、実際にはそのようなことは起こらないようですけどね。

その話はまた別の機会にしたいと思います。

木内鶴彦さんの話

ちなみに、スピリチュアル・オカルト業界で臨死体験と言えば、木内鶴彦さんが昔からとても有名です。

そのうち動画にしたいなと思っているのですが、すでに多くの人が動画を出しまくっているので、出すまでもないかと思って躊躇しておりますが。苦笑

 

彼の話もとても興味深いものが多く、とくにタイムスリップ的なお話が印象に残っています。

木内氏が子供の頃、川で遊んでいるときに、突然「あぶない!」という大人の声が聞こえたそうです。

すると、岩が落ちてきて、すんでのところで難を逃れたそうです。

でも、そこにいたのは子供ばかりで、その声が誰の声だったのか、全くわからなかったそうです。

 

大人になって、木内氏が臨死体験中、子供の頃の自分が川で遊んでいる様子が出てきました。

すると、(子供時代の)自分に今にも落ちてそうな大きな岩を見つけて、思わず「危ない!」と叫んだそうです。

そして、その時に気が付いたそうです。

「そうか、あの時の声は大人になった自分だったのか」と。

面白いですよね。

 

似たようなタイムパラドクス的な話は、モンローさんもされています。

つまり、臨死体験や体外離脱には、時間というものが存在しないのです。

よくスピリチュアル・オカルト界隈で言われているように、過去と現在と未来が同時に存在している世界なのです。

このあたりを論理的に理解しようとすると、頭がこんがらがってきそうですけどね。

 

というわけでこの物語も、まさに時空間がこんがらがるお話になっておりますので、ぜひご覧になっていただければ幸いでございます。笑