通夜と葬儀が無事に終わりました。
でも、そのあと、お寺や仏壇とかってどうするんでしょうね?
いやいや、その前に役所での手続きもあります。
ここも経験しないとわかんないですよね。
いろいろと迷うところでしょうし、後日談を書いておきたいと思います。
目次
葬儀のあとは役所や銀行で手続きラッシュ
さて、葬儀が終わりましたが、やるべきことはたくさんあります。
まずは、役所に行きました。
市役所では、住民票の手続きだけでなく、介護保険なども手続きをします。
細かいところでは、水道の権利などの名義変更もあります。
うひゃ、大丈夫かな、1日で全部できるかな、もれなくできるかな?って思いますよね?
でも市役所の人に、「死亡しました」と告げれば、すべて誘導してくれますので大丈夫です。
家族が亡くなった場合の書類を一式をまとめて頂けます。
あとは年金関係です。
これも、放置しちゃうと不正受給になっちゃいますから必ず解除の手続きをします。
国民年金だけでなく、厚生年金基金とかも忘れずに。
と、かなりたくさんありますが、母親と、数日忌引き休暇をとった弟と自分と3人で、1~2日かけて、ほぼすべて完了させました。
まだ相続手続きが残ってますが、それはもう後回しですね。
役所周りだけで大変でしたからね。。。
銀行などの貯金はもっと面倒くさい
しかし、それよりももっと面倒なのは銀行預金です。
基本的に、亡くなった人の口座は、亡くなった時点で凍結しなければなりません。
なので、いくら身内の預金でも引き出しができないのです。
しかも、引き出しをするためには、印鑑証明やら相続関係書類、戸籍謄本など。
かなりたくさんの書類をそろえなければなりません。
母親だけで準備できればいいですが、相続関係者、つまり僕と弟の印鑑証明などの書類も必要なのです。
なので、本当は生前に移動させておけばよかったんですよね。
もちろん、贈与税がかからない範囲で。
でも、父親は3年ほど意識不明の寝たきり状態だったんですが、
もしかしたら意識が回復するかもしれないという思いも母にはあったようで。。。
なので、母は預金の移動を敢えて降ろさなかったそうです。涙
葬儀のお寺と納骨のお寺が違う場合!?
さて、次は法要とかお寺とかの話。
うちは、そもそも葬儀屋で手配してくれたお寺さんで、すでに戒名を頂いてます。
でも母親は、近所の同級生のお坊さんのお寺がいいと言っています。
つまり、通夜と葬儀の時のお寺と、法要以降のお寺が異なるケースです。
こういう場合どうするんでしょうね。
うちの近所では、通夜と葬儀、そして49日(または35日)までのワンセットで、
お寺さんにお布施を寄付するのが慣習らしいです。
なので、葬儀屋さんが手配してくれたお寺さんには、
七日七日の法要から35日までの数回の法要分のお布施は省いて、お布施を渡しました。
もちろん、葬儀屋さんが助言してくれましたので、そうしたんんですけどね。
なるほど、そういう方法もあるんだなーって思いました。
しかし、ややこしいですね。。。
仏壇とか49日(35日)法要など
お寺が決まれば次は仏壇です。
しかし、そもそも、ウチの父は「骨は海に捨ててくれ」と言ってたくらいの人。笑
なので、母も「仏壇なんかいらない」って言ってたんですけどね。
僕と弟も「どっちでもいいんじゃない?」的な感じ。苦笑
とはいえ、お坊さんに法要に来てもらうのに
仏壇がないのはちょっと変だなあということで、やっぱり購入することに。苦笑
でも、仏壇もピンキリでして、巨大な黄金のキンピカのものから、コンパクトタイプまで様々です。
母親は、キンピカの仏壇は気が滅入るから絶対に嫌だとのこと。
たしかに、なんだか「いかにも」な感じがしますよね。。。
結局、うちの場合はコンパクトな仏壇と、それを置く台をそれぞれ購入。
仏壇と言えば、キンピカのゴツイものしかないと思ったら、今の時代「大間違い」なのです。
部屋になじむ家具調の仏壇というのが最近は流行っているようです。
そもそも今の新築、若い人は特に「大きな和室」を作りませんからね。
仏壇も必要に応じていろんな種類を選択できる世の中となりました。
「お墓を作らない」という選択
さて、先日35日法要が終わりました。
一般に49日(35日)過ぎると、「忌明け」といって一段落なのです。
なので、49日(35日)法要は葬儀と同じく親族の皆さんを呼んで、
終わったらお食事会などをしたりします。
次は新盆まで法要(お寺さんにお経を読んで頂く)はありません。
(月命日にお経をあげてもらう人もいるようですが、少ないみたい。)
ちなみに49日(35日)では位牌や仏壇の魂入れ(しょういれ)などをします。
これは、位牌や仏壇を亡くなった人の依り代にするための祈祷ですね。
つまり、仏壇や位牌は仏壇屋で購入するだけではダメなんです。
お坊さんに頼んで「魂」を入れてもらうという儀式が必要なのです。
いろいろと面倒、、、いや、というか仏教のルールがあるんですねえ・・・。汗
でも、「お骨」はどうするんでしょうね。
僕と弟の世代には家を継ぐ「長男」がいません。
なので、うちはお墓は作らない方針です。
でも、どこに「お骨」を保管すればいいのかと。。。
「納骨もしない」という選択
なので、「お骨」は納骨堂に収めようと思っていたんです。
母親も、近所の人の話を聞くと、お墓は作らないという人が多いらしいです。
その辺も昔とはだいぶ様子が異なってきたんだなあと思います。
そして、お墓を作らない人たちは、遺骨を納骨堂に収めるらしいです。
でも、お寺さんがいうには、「別に納骨だってしなくてもいいんですよ」とのこと。
つまり、「お骨」は自分で自宅に置いておいてもかまわないそうなのです。
へー、なるほどね。
お坊さんからは、とても良心的なアドバイスを頂き、本当に助かりました。
あー、そういえば、テレ東の「家ついてっていいですか?」で、
お骨をタンスの上に置いていた人いたなあって。苦笑
ふと思い出したりして・・・。
まあ、ウチは仏壇を買いましたんで、仏壇台の収納にしまっておけるなあと。
人によって考え方はいろいろあるけど、形式にこだわらなくてもいいんだなあと。
我が家は良いお寺に恵まれました
ちなみに我が家に来て下さるお坊さんは、お布施とかを一切要求しない立派なお坊さんです。(庵主さんです。)
すべて「お気持ち」で十分だと言ってくれます。
もちろん、だからといって何も渡さず気持ちだけってことはありませんよ。
そこは近所の人に聞いたり、ネットで調べたりしてお渡ししてます。
ちなみに、お寺はとても立派です。
日本庭園が常に綺麗に維持されています。
もしも本当にお布施を渡さない人ばかりだったら、お寺が維持できないはず。
なので、そうじゃないってことですね。
父もそうでしたが、僕お儀式はバカバカしいと思っちゃうタイプの人間です。
でも、難しいですよね、僕が死んだら、葬儀なんて不要だし、
それこそ父が言っていたように骨を海にばらまいてくれればいいと思います。
遺骨なんて持ち続けてくれなくてもいいです。
が、遺族はなかなかそうはいきませんよね。
儀式は不要だと思っていっても、軽い感じでもやってあげたいなって思うものなのです。
もちろん、何にもやる必要がなと思っている人は、それでもいいと思います。
豪華にやりたい人も同課にやればいいと思います。
それぞれのやり方に応じた方法が用意されているのが今の時代ですね。
時代は変わってきたんだなあと思います。