優しい人ばかりの職場は存在するのか?

ぼくみたいな平和主義者は、人間関係はなるべく平穏に済ませたいと思うわけで。

まあ、人間だけじゃなく、犬だってケンカはしたくないわけですよ。

 

犬はむしろ、生きていくために必要だからケンカするんですけどね。

無駄なケンカはしません。

ケンカというか防御反応です。

 

そのへん、人間も同じだって理解すると、

ちょっと世の中のことが分かった気になってきます。

誰もが「自分を守る」から、人に対して優しくなれないんです。

つまり、自分を守る必要のない職場なら、優しい人が多いということです。

でも、そんな職場は少ないですからね。

難しいですね、今日は、優しい人の多い職場について考えてみました。

 

通勤ストレスか、職場の対人ストレスか

ところで仕事って人の人生の大半を占めているわけでして。

正社員であれば、一日のうちの最低8時間、つまり3分の1は仕事。

いや、睡眠時間を差し引けば、一日の半分は仕事です。

 

仕事が原因で人生を途中であきらめちゃう人の多いこと。。。

(いや、学校も同じですけどね、それはまた別の機会に書きましょう。)

 

僕なんか、仕事の人間関係に慣れて来たなあって思ったら、

今度は満員の通勤電車のストレスに嫌気がさして、

会社辞めようって決意したこともありますよ。笑

 

都内の電車とか、ホント「アホか」と思います。

昼の1時とかでも、満員で座れないとか、意味わかんないです。笑

これが朝や夕方は押しつぶされそうなくらいの満員電車です。

でも、どっちがキツイかと言ったら、

やっぱ対人ストレスの方がキツイかな。。。

 

仕事を辞めるパターンの多くは人間関係

仕事を辞める人の理由はそれぞれあると思いますが。

やっぱり一番多いのは職場の人間関係だそうです。

どこの職場でも「嫌なやつ」っていますからね。。。

 

でも、そういう人って、みんなからも嫌われていますからね。

なので、嫌だと思ってるのは自分だけじゃないと思うと、

いくらか気分も落ち着くのですが。。。

 

とはいえ、そういう嫌な奴に限って図々しいから仕事を辞めないのです。

そのうちストレスが蓄積していって、

悪人よりも善人の方が先に会社を辞めることになります

会社に残るのは嫌な奴ばかり。

そして、そんな会社は潰れます。

さらに業界の評判が落ちます。

これ、世の中の「あるあるパターン」です。

 

生存本能だから仕方ないとはいえ・・・

「相手に嫌なことをする奴」って、どんな心境なのでしょう。

多くは、自分が出世したい、上司から認められたい、

そういうパターンじゃないでしょうか。

自分が上に行くため、相手を蹴落とす

そういう考えをあからさまに持っていると思うんですよね。

 

でも、これって生存本能の一面なんですよ。

犬だってそうです。

食料にありつくためには、飼い主に好かれないといけません。

犬が2匹いたら、よくわかりますよ。

相手の犬をなんとか自分の下位に置こうとするんです。

 

なので、「相手を蹴落として上に行きたい」ってのは、

動物の生存本能に根付くものなので、

なかなか、根が深く、捨てきれられないものなんですね。

 

そう思えば、

「あぁ、あの人は、人間ほどの高度な思いやりとか友和の感情が備わってなく、

動物同様に生存本能だけで生きているんだなあ」

と思えば、また少し嫌な気分も和らぐと思います。笑

 

優しい人ばかりの職場は存在するのか?

ネットでたまに目にするのは、こういう「問いかけ」です。

優しい人ばかりの職場ってあるんだろうか?

良い人ばかりの仕事・職種ってあるんだろうか?

これ、自分も同じく、たびたび考えます。笑

 

ぼくはもう独立してますので、僕一人の職場ですし今は大丈夫なんですけどね。

でも、サラリーマン時代は、本当にこんな疑問をよく抱きましたねー。

 

でもこれって、職場というか、そこにいる「人」次第な問題でして。。。

つまり、営業の部署にいる人が全員ギスギスしていて、

打算的な人ばかりかと言ったらそんなことありませんし。

ITのエンジニアが地味で暗くて陰湿で陰口ばかり言っているとも限りません。

土建業だからと言って、乱暴な荒くれ者ばかりとも限りません。

ほんと、その時その時の、その場にいる人次第なんですよね。。。

 

自分と似たタイプの人が多い職場を選ぶ

そこで僕が考えた1つの方法が、

「優しい人」ばかりの職場を狙うのは難しいので、

自分と似たような人が多そうな職場を狙おうと思ったのです。

 

例えば大きな分類として、小中高校の友達を思い出してください。

で服装がおしゃれでクラスで目立つ活発なタイプだった人たち。

その反対に服装にこだわらない地味で真面目でインドアなタイプの人たち。

そして、そのどちらにも当てはまらない中間タイプの人たち。

この3つの中で自分がいたグループの人が就職した職場を、

チェックしてみると、とても参考になりますよ。

 

あと僕の場合は、昔からモノ作りや細かいことが好きだったのと、

人とのコミュニケーションが好きでなかったこと。

そういう自分の特徴を考えると、

いつもデスクに向かって仕事している感じの仕事が向いているなあと。

しかも、子供の頃にプログラムを少々かじっていたこともあり、

今のITのエンジニアの職業を選んだのです。

 

実際に就職してみると、仕事はデスクでPC触ってるだけ。

客先に行くときは、ちょっと嫌でしたが、慣れれば大丈夫そう。

無駄な会話とかしなくても、相手もエンジニアは無口だとわかってるので、

お客さんの方がベラベラとしゃべってくれます。笑

仕事に慣れれば、自分からベラベラしゃべることもできるようになりましたしね。

 

もちろん、それでも嫌な人の一人や二人はいますけどね。

ある程度は仕方がないことかもしれません。。。

 

合わない職場に行くとどうなるか?

僕も昔は、自分とは性格が全然合わないような人たちが多くいる職場にいたことがあります。

以前にブログにも書きましたが、20代前半にカラオケ屋さんでバイトした時は、

いわゆる、派手な服装をしたイケイケな感じの若い男女がたくさんいました。

水商売の経験者もたくさんいました。

 

そんな中で仕事をしていて驚いたのは、

女性が下ネタ、しかも放送禁止用語を普通に話していることです。

恋愛も仕事も「お金」のことしか考えてないような人ばかりで、

仕事中も人の悪口や、ワル仲間の武勇伝のような話ばかりしてますし、

他人への思いやりや優しさなどは微塵も感じられませんでした。

 

正直、関わってはいけない世界だなと思った記憶があります。

ていうか、カラオケ屋さんがこんなにDQNや水商売あがりの人が多い、

つまり自分とは対極にいる人たちの多い職場だなんて知らなかったです。

世間知らずでした。。。

 

思うに、職場選びに冒険心を起こさないことですね。

一般的・常識的に考えて「ヤバイ」「チャライ」「荒い」と言われている業界は、

やっぱ、その通りです。

そのスタンスが苦でない人でないと続きません。

 

そして、冷静になって普通に考えてみれば、

そういう業界に優しい人がたくさんいるわけありません。。。

いても数えるほどです。

確率論からしても冒険としか言えません。

 

あとは自分が変わること

最後に、職業でいろいろと思い悩んでる人は、

とにかく転職を繰り返してみるのも1つの方法です。

 

今どき、一つの会社にずっといるなんて人はレアですから、

転職回数とか気にする人事担当者も減ってきていると思います。

中小零細とか転職市場が命ですからね。苦笑

2018年現在、大企業も人手不足ですから、転職市場はにぎわってます。

 

それでもダメなら、自分がちょっと変わってみることでしょうか。

無理に自分の性格を変えなくてもいいです。

 

例えば、相手の言葉に安易に傷つかずに、スルーするチカラを養うとか。

相手が見せる、ちょっとした嫌そうな表情も、スルーするとか。

仕事を丁寧にキッチリやっているか、つまり自分に落ち度がないか自問自答するとか。

 

とにかく、「ちゃんと仕事していれば、だれにも文句を言われることは無い」、

「自分を悪くいう者はいないはず」と、思い込むことですね。

上手くできなくても、努力してしっかりやろうというスタンスを見せるとか。

よくよく考えてみてください、自分が何も変わらず環境や相手の良心だけを求めるというのも、ちょっと自分本位過ぎですよね。

なので、自分も改善していくという気持ちも、ちょこっと持つのも必要だと思うのです。

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