シリウスさんって誰だったんだろう?

ちょっと不思議で、ほのぼのとした話。

昔、まだ一人暮らしでサラリーマンしてた頃。

プライベートでも、また仕事でも激務に疲れて、

ちょっと休みたいなあと思っていた頃。

 

ぼーっと、インターネットを見ていた

当時はまだ今みたいな楽天やアメブロとかの煌びやかなブログサービスはほとんどなく、

本当に個人で作った、飾りっ気のないホームペ-ジが多い時代だった。

 

そのページも、地味な黒系のページだったと思う。

自分と同じように、仕事に疲れてしまった人の日記が書いてある。

名前は確か、「シリウス」さんっていったかな?

 

自分と同じサラリーマンのようだ。

でもシリウスさんは、自分なんかよりもっと深刻な悩みのようだ。

「死にたい」、そういう言葉も出てきたように記憶している。

 

街路樹との会話

いろいろ大変だったんだな、この人は。。。

この後どうなってしまうんだろう。。。

そう思いながら読み進めると、

もう本当に死んでしまおう」

みたいなことが書いてあったと思う。

 

そして、夜の街を当てもなく彷徨っていた時に、ふと声が聞こえたそうだ。

でも誰もいない、誰だ?

なんと、その声は街の街路樹だったそうだ。

詳しくは覚えてないけど、

確か、街路樹の第一声は「大丈夫だよ」、みたいな言葉だったかな?

 

街路樹との会話は続いた。

街路樹が言うには「世界は素晴らしい、

これからもっと楽しいプロジェクトが準備されているよ

と。

シリウスさんは、そのうちだんだんと元気になっていくのです。

 

素敵なプロジェクトってなに?

そして街路樹と約束?

とかなんとかしたんだっけかな?

あんまし覚えてなくて申し訳ないんですが。苦笑

 

約束というか、人生を生きる決意というか、

いや、決意と言うよりも、「意思 の表明」をした、

みたいなことが書いてあったように記憶してます。

 

「(この世界にこれから起こる素敵なプロジェクトに)参加します」だったか、

そんなようなセリフを最終的に街路樹に伝えたんじゃなかったかな。

一人じゃないことがわかった、的なことを伝えたかったのかな。

 

ホームページはもうない・・・

今思えば、この話はフィクションだったのかもしれないが、

その時の自分にはとても胸にジーン来るものがあり、

「いやあシリウスさん、元気が出て良かったね」

と、心からそう思った。

 

と、同時に自分も少し元気が出たのです。

当時は日記にコメントするなどと言う便利な機能はなかったので感謝のメールを送りました。

自分にしては珍しいことでした。

返事も来た記憶がある。

簡潔な返事でしたけどね。

 

そのあとしばらくしてそのホームページを探してみたのですが、それはなかった。

念のため先ほども探してみましたが、やはりなくなっていた。

うーん、シリウスさんとはいったい誰だったのでしょうか。 

 

知ってる人は教えてほしいです。

Twitterでフォローしよう