前回の新潟旅行の続きです。
前回のブログはこちらです。
https://inumakedon.com/niigata-kankouti-nai/
わざわざ直前の天気予報をチェックして、
ほぼ晴れることを確信して旅に出た3泊4日の新潟旅行。
しかし、実質初日の2日目はパンクと雷雨。
幸先悪くスタートした新潟旅行2日目の話です。笑
目次
新潟県立博物館へ行ってみる
新潟旅行、「いったい、どうなってしまうのかー!?」
とベタな演出で恐縮でございます。
パンクは30分で修理完了、雷雨は徐々に小降りになってきましたので、
まず最初はどこへ行こうかと雷雨が止むまで車内でスマホ検索。
ていうか、「今決めるんかい!」って話ですけどねー。笑
でも、この行き当たりばったりが大好きでして、
その瞬間に行きたいところが本当の意味で自分にとってベストだと思うんですよ~。
と、非常に都合の良い考え方を持っている自分なのですが、
「最寄り検索」で、ふと目に入ったのが新潟県立歴史博物館です。
県立博物館ではありますが、新潟市でなくて長岡市内なので、
アウディ長岡から近かったんですよねー。
よし、ここに決めた!
思ったより豪華で大きな新潟県立歴史博物館
車を走らせている頃には雷雨もやみまして、
徐々に町から外れて田舎の道をしばらく走りましたら、
新潟県立歴史博物館に到着しました。
周辺の印象としては農村地帯の山部分を切り開いたような立地で、
周りは何もなく、とても環境の良い場所です。
そしてエントランスはこのとおり、
とても豪華で大きな博物館です。(まだ新しいのかな?)
入り口は、石というか岩みたいな自動ドアなんですが、
すごく重厚で「閉ざされてる感」が半端なく、
一瞬「休館」かと思いましたよ・・・。汗
というわけで、少しだけ館内をご紹介します。
いちおう博物館に当日受付で確認しまして、
さらに後日電話でも確認しておりますが、
常設展など一部の展示物の写真OKと、
写真のSNS・ブログ掲載OKを頂いております
新潟は地主王国?
さて、新潟県立歴史博物館は、割と地域色あふれる博物館という印象。
まあ、地方の博物館ですからそうあるべきなんでしょうけども、
常設展示は地域の展示が多めです。
こちらの展示なんかも雪国の大変さをアピールしております。
ぼくなんか生まれてずっと太平洋側の人なんで、
こんな光景見たら即引越を考えちゃうくらい遊牧民根性の持ち主でもあるのですが、
これこそが北陸・東北の人は我慢強いと言われる所以なのでしょう。
ていうか僕の周りに全然我慢強くない新潟県人の若者がいましたんで(笑)、
雪国ってだけで県外の人が勝手に我慢強い印象を持ってるだけなんでしょうなー。
まじで。
さて、その中でふと目に留まったのがこの案内板。
新潟は地主さんが飛び抜けて多かったらしいのです。
へ―、新潟県ってリッチな県なんですねー。
これを読むと、生活の余裕は勉学や文化に影響するってことでしょうか。
前にも書きましたが僕の周りは新潟の人がやたら多いんですが、
確かに一部、ひれ伏してしまうような肩書の方もおられます。(なーんて。笑)
あ、そういえば、あの政治家も新潟ですね!
って、その話はまた後日の恐怖の旅行記編で。。。笑
(いや、ほんと怖かった、書くのやめよかな?苦笑)
新潟は人口日本一だった?
ちなみに新潟県は明治時代は日本で一番人口の多い都道府県だったんですよ。
知ってました?
僕は博物館で初めて知りました。
なんでも米が多く採れるおかげで北陸は「口減らし」が少なかったから、
そのおかげで人口が増えたとかいう説もあるようで、
「口減らし」が昔の日本では当たり前だったのかと思うと、
かなり怖い話ですね。。。
そしてその後も日本の領土が朝鮮半島、満州国と広がり、
下の展示地図を見ても、新潟は日本海側のハブ港的になってますから発展したんでしょうね。
ていうか今でも日本海側の中心地ですよね。
しかし金沢が中心だという人もいるようですが、
圧倒的に新潟だと思うんですがどうでしょう。
って、噂のケンミンショーで争うレベルの話ですね、スミマセン。
定番の人気コーナー縄文展示もあるよ!
歴博と言えば縄文展示です。
国立歴博も縄文展示がリニューアルオープンしたようなので行ってみたいのですが、
ここ何年か、縄文ブームというか非常に縄文時代が人気です。
ま、僕も昔から大好きなんですが。
とはいえ、どうしても縄文時代というと、
原始時代の類人猿チックな印象を持つ人がいると思いますが、
こういう火炎土器を見るにつけ、文化レベルはかなり高かったと思いますねー。
しかも、これ櫛(くし)ですよ。
縄文時代に櫛があったんですよ。
古事記のイザナミ・イザナギ神話でも櫛は出てきましたから、
やっぱり大昔から櫛ってあったんですよ!
なんだかすごくないですか?
何をそんなに興奮しとんねん?
って言われそうですけれども、櫛の話はさておきまして。
これは縄文人の「むし歯」の展示です。
縄文人は前歯も全部すり減っております。
古代人は誰もが自然体で健康だったという人がいますが、
「おい、虫歯だらけじゃねえか」って言う話でして、
炭水化物ばかり食べてるとダメなんでしょうかねえ。
それとも歯磨きの技術が未熟だったんでしょうか。
こちらは、ありがちな縄文人の暮らしの再現人形ですが、
犬はこんな静かに黙って見てないですよ。
絶対にペロリしますよねえ、タヌコさん。
こちらはヒスイです。
なんでしょうね僕はヒスイを見ると暗い気分になるので、
さて、次へ行きましょう。笑
博物館の周りも散歩コースになります
その他の展示としましては、
なぜか大正、昭和の日本や外国の俳優さん展示もありました。
ほぼ、聞いたことないガイジンサンたちですね。
ガーイガーイガイジンサーン♪と、EXILEの歌が聞こえてきそうです。
こちらは昭和の商店を再現したコーナーの中の駄菓子屋の展示。
ま、現代もリバイバル的にこの風景を再現してる駄菓子屋さんがありますんで、
ちょい新鮮さがないかな。面白いですけどね。
というわけで一通り常設展を観覧しました。
これ以外にも盛りだくさんの展示なので、
ぜひ実際に行ってみてくださいね。
あ、そうそう、いちおう食道?カフェ?
イマイチ、わかりにくい飲食店も併設されております。苦笑
ぜひ富士そば会長に見て頂きたい。
あと「特別展」もやってたんですが時期によって当たりはずれがありますね。
今回は展示内容に興味なかったのでこれにて終了。
しかしこれだけではありません。
博物館の外回りも素敵ですよ。
タヌコさんと建築美(?)を楽しみつつ、
裏手へと歩きますと自然豊かな散歩道を発見。
雷雨の後の雨上がりの空気がとても瑞々しく澄んでいて、
最高のタヌコ散歩となりました。
このように博物館の裏手に出るんですねえ。
晴れた日もきっと最高の気分になれるでしょうねー。
タヌコさん「さあ、いこうぜ!」みたいな顔してますが、
これにて新潟県立歴史博物館の探索は終了ですー。
しかし博物館の雰囲気って素敵ですね、また行きたいなあ。
新潟の郷土料理は「わっぱ飯」?
さて、ここまではタヌコさんとの二人旅でして、
夕方から燕三条で謎の仕事を終えた妻と合流です。
その前に、いったん宿へタヌコさんを連れていくため、
弥彦山・弥彦神社方面へ向かいます。
急遽予約した割にはペットOKの良い宿が残っていてよかったです。
残念ながらタヌコさんは部屋で留守番させまして、
宿の近くの料理屋に夕食へと向かいます。
初日はバタバタなので宿では夕食を取らず、
弥彦神社の近くの吉田屋さんで食事。
これは参道の通り沿いでしょうかね、割烹料理の吉田屋さんです。
こじんまりとした感じの雰囲気の暖かいお店です。
平日だからか駐車場も空いてましたね。
翌日土曜の弥彦神社は人がかなり多かったので、
休日は多分混んでるでしょうね。
さて、新潟の郷土料理と言えば何でしょう?苦笑
ぜんぜん調べてなかったんですが、
どうも「わっぱ飯」が郷土料理の1つらしいのですが、
このお店のイチオシメニューでもあったので注文です。
この木の器に盛られている海鮮丼チックなのが「わっぱ飯」です。
わっぱ飯ってどこにでもあるのかと思ったら新潟発祥らしいです。
もう見たまんま、期待通りの美味しさです。笑
お腹いっぱいだったんですが、ふと、こんなメニューが目に留まりまして、
「ご当地グルメグランプリ」だって?これは注文しておかねばと。笑
はい、これがご当地グルメのイカメンチ。
こちらも期待通りの美味しさですねー。
というわけで、どうなる事かと思った新潟旅行も、
とても楽しく充実した一日からスタートしたのでした。
食後の腹ごなしに・・・(笑)、
いや食後のデザートに参道の並びに売ってた温泉まんじゅうを買い、
宿で一休みしつつ食べたのでした。
そして、明日に備えるのでした。
つづく