みんな「お金」のために働いてる、でも人を傷つける仕事はしない

うちの犬(タヌコさん)はいいですねえ。

生活のために働くとか、未来のことをなんにも考えなくていいですし。

 

その一方で人間は未来の心配ばかりしています。

でも、それって自然なことです。

できれば未来の心配などせずに暮らしたいですよね。

多くの人がそう思っているはずです。

 

毎日働いているのは、ただただ生活のためです。

お金のためです。

お金がもらえなかったら誰も働きませんよねー。

なぜって生活できないからです。笑

ぼくもそうです。

 

これから職探しをする人で、

「お金の為に働く」ことを躊躇している人の為に、

今日はちょっと考えてみました。

 

生活やお金のために働くのを否定する人

世の中にはお金に余裕があって、

働かなくても生きていける人もいますが、

それはごく少数だと思います。

多くの人が働かざるを得ないので働いています。

 

それを知ってか知らずか、

「生活(お金)のために働くことほどつまらないものはない!」

と、断言する人が世の中には存在します。

 

もちろん煽り文句だというのはわかってますよ。苦笑

 

それに、まあ、確かにその通りだと思います。

楽しみながら働いている人は生き生きとしていますしね。

 

でも、そうじゃない人もいます。

そうじゃない人もたくさんいるし、

これからも「辛いなあ」と思いながら仕事をしなければならない人もいます。

 

そういう人に「生活の為に働くな!」なんて言ったって仕方ないですよね。

なので問題は、

そのような「辛い仕事をせざるを得ない人」はどうしたらよいか

だと思うのです。

 

辛い仕事をせざるを得ない人とは?

思うに、そういう人はかなりたくさんいると思います。

僕も昔はそうでした。

やる仕事やる仕事、辛くて仕方ない時期がありました。

(ちなみに転職を繰り返して出会ったのが今の仕事です。)

 

例えば、作家とか芸能人とか、なにか目指しているものがある時。

目指す仕事は、まだまったく実力が無くてできない。

そもそも「やりたい仕事」に就けないパターンってありますよね。

 

夢を掴むまでは止むを得ず苦手な分野のアルバイトをするしかない。

生活の為に。

そういうことってありますよね。

 

接客が苦手なのに接客業をせざるを得ないとか、

体力もないのに時給の良い引っ越しのバイトをするとか。

普通によくある話だと思います。

 

他にも、50代や60代でリストラされたり会社が倒産したりした場合、

同じくらいの給料をもらえる仕事が少ないから、

やりたくない仕事をせざるを得ないパターンもあります。

 

止むを得ず大型免許を取って給料の良い運転手になったけど、

深夜の運転がつらいとか、

まあ、いろんなパターンはありますが自分がやりたくない仕事、

辛いなあと思いながら仕事している人は山ほどいると思うのです。

 

生活を理由に人を傷つけるなという話です

思うに、お金や生活のために働くことは何も悪くないし、

実際、多くの人がそうしていると思うのです。

 

確かに、働くことが趣味のように楽しいものであることが理想ですが、

多くの人は職業が自分とベストマッチしてるわけではありませんから、

働くことがつらいからと言って、自分の人生を嘆くことはないし、

自分自身に罪悪感を感じることはまったくないと思うのです。

「自分だけ辛い」と自分を責めないことです。

 

でも、ひとつだけ思うのは、「生活のため」を理由に人を傷つけるなということ。

 

お金のために働いてるんだ!

何が悪い!

お金の為に、やりたくないことをやってるんだ!

お金の為に、時には人を傷付けることもあるよ!

でも、仕方ないじゃないか、生活のためなんだ!

幼い子供だっているんだ!

 

一瞬「同情」してしまいそうですが、

でもでも、傷つけた相手にも生活があるし、幼い子供がいるんですよね。。。

それを考えると同情できませんね。。。

 

ちょっと間違っただけで加害者になる

世の中にはいろいろな職業があります。

中には人の弱みに付け込むような職業もあります。

もちろん詐欺などの犯罪のことを言っているのではありません。

詐欺は職業ではありませんからね。苦笑

 

でも詐欺まがいの仕事ってたくさんあるんですよ。

この前の簡保の不正販売事件もそうですね。

ま、あれは、もはや詐欺ですけれどもね。

 

でも、もちろん仕事自体は詐欺ではありません。

売る人の心がけ次第で、簡単に詐欺になってしまうのが怖いところです。

 

簡保のようなちゃんとした仕事をしていても、

一歩間違うと、自分の生活の為に善良な人の人生を破壊する人間になってしまうのです。

 

「営業」って仕事は大変な仕事だと思う

例えば、営業の現場では、

ちょっとくらい嘘ついてでも売ってこい!

後でトラブったらその時考えろ!

みたいな会社(ていうか上司)は実際に存在します。

 

でも、これを仕事だと思ってる人がいたら大間違いです。

嘘をついて売ったら普通に詐欺罪です。

民法上も錯誤での契約は無効にできます。

嘘をついた時点で、もはや「仕事」とは呼べないんです。

 

とはいえ、なかなかブラックな現場にいると、

自分が悪事に手を染めていることにすら気が付かないことがあります。

ちょっとくらいの嘘なんて日常茶飯事なので、

完全に自分の中でスルーしちゃってるのです。

 

少しでも「なにかおかしいな、ヤバいんじゃないか?」と思ったら、

周りに相談してみることです。

いかに会社の常識と一般人の常識がズレているか。

 

そこで悪いことしてるのに気が付いて、それでもまだ続けるとしたら確信犯です。

知らずにやっちゃうのよりも、もっと悪い。

悪いお金に魂を売り渡す前に会社を辞めることを考えた方が良いです。

 

悪いとわかっててするのが一番悪い

その一方で、薄々「悪いことしてるなあ」と自分でわかってるくせに、

わかっていて「お金」の為にそれをしている人もいます。

なんだかんだと言い訳をして、悪いことして申し訳ない、

などなどポーズだけは取るけど、実は全然悪いと思ってない人たちもいます。

 

ブラック企業の営業マンは、

それが正しいことだと信じ込まされている節もありますが、

悪さを自覚してそれをしてるケースはまさに確信犯ですから、

ある意味で一番たちが悪い人たちです。。。

 

そして、そういう人は悪賢いから一見して悪に見えない。。。

だまされて、そういう業界に入っていく人が不憫でならない。。。

 

悪いお金に魂を売り渡す人とは?

ハッキリ言ってしまえば、

ごく常識的な人や心の優しい人が絶対にやらないような仕事は危険です。

つまり、人を傷つけるか傷つけないか、法律的にも、モラル的にも、

そのギリギリのところを歩むような仕事は注意が必要だという意味です。

 

普通の人がやらないような仕事と言っていいかも知れません。

でも、人がやらない仕事だからこそお金がたくさんもらえるわけで、

結果として、お金のために人を傷つけたとしても、

お金への欲望の方が勝ってしまい辞められなくなるのです。

 

もちろん、本質が「悪」なんて仕事はないです。

仕事に善悪はありません。

どんな仕事も等価交換。

ほしい人と与える人とのマッチングです。

 

ただ、仕事に善悪はないけど、人間が仕事を悪に代えてしまうのです。

いや、自分は大丈夫とおもっても、

例えば、そこに悪い心で仕事をする人が9割いたら、

9割の悪の中で自分だけは健全にやろうとしても排除されるでしょう。

残念ながら、そういう業界ってあるんです。

 

まあ、そういう人たちはそういう人たちの中だけで、

お金が行ったり来たりすれば問題はないのですが、

今の時代、インターネット経由で被害者が拡大するのが心配です。。。

 

インターネットの時代だからこそ危険な仕事がわかりやすい

でもね、思うんですが、インターネットやSNSのおかげで危険性も伝播するメリットもあります。

やっぱりそういう人は普段からあからさまに人を平気で傷つけてますね。

人の悪口ばかり言ってたり、良いことをする振りをして自分の利益のための打算的な営業活動を「バレない」と思ってやってたりしてます。

常に自分本位なので、結果として他人の善意にさえまったく気が付かず、そこから抜け出せないのです。

 

ある意味ネットのおかげで、「そういう人がいる職場が健全なわけない」って気が付くことができます。

今の時代だからこそ、危うきものに近寄らないことも可能なんだな、と思った次第です。

 

まとめますと、

お金のために働くのは僕は全然悪くないけども、

お金の為に人を傷つけるような仕事に就くのはやめましょう!

そしてそれは思ってるより身近に潜んでいるから注意しよう!

という結論ですね。

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