夢が小説のヒントになるほど長編ストーリーな件

夢があまりに長編の場合、夢と現実の区別がつかなくなる時があります。

映画で見たんだっけかな?とか、人に聞いたんだっけかな?

とか、記憶があやふやになります。

 

実際、年に何回か長編の夢を見ます。

そして何年か過ぎると、記憶力の問題もありアルに現実とごっちゃになったりします。

 

長編の夢と言っても、脈絡なくダラダラと続く夢ではありません。

それはもはや、自分の頭で勝手に想像したレベルではありません。

ストーリーがちゃんとできています。

しかも、ストーリ序盤の伏線が後半で回収されたりするのです。

 

いや、時には目が覚めた後の現実で伏線が回収されたりします。

と言うことは、これはもう予知夢と言っても過言ではありませんけども。

となると、いよいよ現実とごっちゃになったりします。

 

そういう夢が現実にあるということを知って頂きたいなというのが今日のブログです。

実例を織り交ぜてお話しさせて頂きます。

 

ずっと現実だと思っていたら夢で見た話だった

過去に夢で見た長編物語はたくさんあります。

こちら、以前に書いた夢日記のブログですが、ここで最近見た長編の夢について書いてます。

夢日記をつけるまでは、忘れてしまった夢もたくさんあります。

基本、夢は忘れがちですからね。

 

でも、実は長編の夢は覚えていることが多いのです。

まれに細部を忘れることはありますけども、でもだいたい長編のまま覚えています。

やはり長編の夢はストーリーがしっかりしていて印象に残るから、いつまでも覚えていることが多いのでしょう。

 

ただ、あまりに印象に残り過ぎて、現実だと思ってしまうことがたまにあるのです。

それが10年以上も昔の夢、昔の出来事だとしたらなおさらです。

記憶があやふやなので、夢とも現実ともわからなくなる時があるのです。

 

もともと僕は寝てるときに様子がおかしいとよく言われます。笑

寝言はあまり言わないみたいですが、歯ぎしりとか、寝相が非常に悪いとか。

 

怖いのは、僕は夢遊病者なのだろうかと思うようなエピソードもありました。

あれは高校時代の修学旅行でした。

朝起きると、友達が僕に笑いながら苦情を言ってきました。

「やめろと言ってもずっと蹴とばしてくる」と……。苦笑

深夜に寝てる間、友達をずっと蹴とばしいていたようです。

寝てる間に何やってるかわからないとなると、ちょっと怖いですよね。

田舎暮らしをはじめてから、さらに夢が鮮明に見えるようになった

それはさておき、僕が田舎暮らしを始めたばかりの頃、夢については不思議なことがたくさん起こりました。

例えば、子供の頃に見た夢を、しかも今までずっと見てなかった夢を、再び見るようになりました。

しかも、ソファーでリラックスしてウツラウツラしていたほんの一瞬の時間に、幼い当時に見た夢をノーカットフルシーンで全部見ることができたのです。笑

 

その時はソファーだったので、半分寝て半分起きていた状態でした。

それもあったからか、論理的に夢を分析することもできました。

つまり、なぜ子供の頃にこんな夢を見たのか、大人になってやっと理解ができた、そんなこともありました。

 

田舎暮らししてた当時は夢があまりに鮮明で、ストーリー立っていたことが多かった時期だったのです。

多くの夢を見たので、ちゃんと夢日記をつけていればよかったんですけどね。

 

何年か過ぎて思い出しながら書いたブログが下記です。

田舎という自然あふれる土地のパワーが夢を見せているのだろうか?

とも思いましたねー。

エンキさん(仮名)とはいったい誰だったのか?

以前にこんなブログを書きました。

これも田舎暮らしをしていた当時の話ですけどね。

宇宙人の生まれ変わりだという人から話を聞いた、という話。

僕はこの物語をエンキさん(仮名)という人に2006年頃に聞いたと思っていました。

(ちなみに田舎暮らしを始めたのは2005年です)

実際に上記のブログでは「エンキさんから聞いた」と書いてます。

 

ですが、ブログを書いてからどうも変だなと思ったのです。

このエンキさんが実際に誰だったのかまったく思い出せないのです。

 

多分、あの人だろうというのはありました。

顔も思い浮かびます。

確か、イベントの夜にバーのような場所でオッサン的な人から話を聞いたような記憶があったのです。

 

が……、今思えば、あのバーにいたのは銀座まるかん斎藤一人氏の弟子だと言ってたオッサンのみなのです。

しかも、その人とはビジネスの話しかしてませんでした。(多分)

 

その人が、どうも宇宙人の生まれ変わりの人の夢の記憶とごっちゃになっていたようでした。

つまり、全く別人だとわかったのです。(多分)

その時の写真やブログもあれこれ探したのですが、それらしき人は見つからなかったです。

 

さすがに、ここまでの長編物語を丸ごとじっくり話し込んだ記憶はないのです。(多分)

当時、僕はそのイベント主催者の一人ではありましたから、何十人かの人に軽く挨拶こそしましたけどね。

全員に声をかけねばと非常に神経を使った記憶はあれど、こんな長話をした記憶はありません。

じゃ、誰なのか?

 

そこで、「そうか、これは夢で見たのか……」と思ったのです。(多分)

実際に、はっきりと詳細に覚えているわけではありませんでしたからね。

さらに、僕の大好きなロバートモンローの話に似た部分もあるし、その辺りの記憶が夢を見せたのだろうと思ったのです。

 

夏目漱石の夢十夜のように小説に残せる価値

もともと、この話はとても面白いので、小説として残すのはどうだろうと思っていました。

仮に夢だとしても、こまで鮮明な夢を放置して忘却してしまうのはもったいないと思いますし。

 

夏目漱石の小説で「夢十夜」という作品があります。

あれが、本当に漱石が見た夢を書いたのか、実は創作だったのか、一部夢なのか、本当のところはわかりません。

 

でも、小説もそうですが、夢の世界、スピリチュアルな世界、これって自分だけの世界です。

客観性のない心の中の世界です。

自分の見た夢、それは他人に見せることはできないし、小説と同じく、ある種、脳内でどうにでも作り出せる世界です。

であれば、夢も小説も同じ創作=想像力の一種だなと思ったのです。

 

そもそもスピリチュアルな世界そのものが創作と言っても過言ではありませんけどね。苦笑

 

そう思って、生まれて初めて小説を書いてみようと思ったんですけどね。

なかなか小説って大変ですね……。

あとでその大変さを思い知ることになりますが、その話はまた別に書きます。

夢が実際に小説になった事例

でも、世の中の小説や漫画などの創作は、もしかしたら最初から頭の中に潜在的に存在していた物語なのかもしれません。

その存在に気がつかずに、ある日インスピレーションが湧いたときに、わっと書いたものなのかもしれません。

または、夢でそれを見たというケースもあるかもしれません。

 

例えば、作家のスティーブンソンが『ジキル博士とハイド氏』を書いたのは夢がヒントだと言われてます。

他にも検索エンジンのGoogleとか、夢からヒントを得て現実に生かしたという話は多くあります。

本当かどうかはわかりませんけどね。

本人がそう言うなら、そうなんだろうなという程度ですけどね。笑

 

でも、僕も似たようなリアルな夢をたくさん見ますから、それはあり得ると思うのです。

きっとリアルな夢を見たことない人は、全く信じられないような話だと思いますけどね。

本当に夢かと思うほど「お見事」なストーリーなのです。笑

ストーリ仕立てになっていないとしても、夢の中のワンシーンが予知夢のように何かを暗示することもあるでしょうし。

夢の世界はまだまだ探求できる世界だと思います。

 

ていうか、、、夢がストーリー仕立てになっていたとしたら、小説や創作のアイデアにしない手はないと思いますね。

まあ、あまりにも陳腐な内容だったら売れませんけどね。苦笑

 

でも、プロ作家とかではなく、僕のような一般人でも自分の中で温めておくのはもったいないなと思うくらい面白い夢は見るのです。

これから紹介する夢も、まさにワクワクするような楽しいストーリーの夢です。

君の名は、とか、天気の子とかみたいなローファンタジーと言っていいでしょうか。笑

それを最後にご紹介して終わります。

 

イルミナティの連中を超能力で倒す夢(笑)

大学の教室のような場所にいる。

僕は、どこかの大学に入学したようだ。

ただただ不安だ。

※ ちなみに大学に入学する夢はとても頻繁に見る。

田舎の理系の単科大学に入学し友達作りから始める

何が不安なのか?

新しい人間関係を作らねばならないからだ。

不安しかないと言ってもいい。

 

しかも、間違いなく大学ではあるはずだが、どことなく小中高みたいにメンバーが固定されているような印象。

四年間、少人数教育のようだ。

医学部?

いや、僕が十代の頃に実際に通っていたような田舎の理系の単科大学的な感じがする。

※ これは実話。でも中退した。苦笑

 

僕が今回入学した大学は、やはり理系の大学のようで女子が少なかった。

周りを見ても男子ばかりだ。

しかも辺りは田んぼの広がる田舎。

 

授業が始まるが、あまり面白くない。

席の隣をみると、なぜか中学、高校と同級生だったIHがいた。

背が高く体がでかい男で、中学時代は乱暴者だったが、次第に僕と仲良しになった。

しかし、高校(進学校)に入ってからは異様に大人しくなったIH。

 

その日IHは授業をだるそうに聞いており、つまらないからサボりたいなどと言っていた。

僕も同感だった。

よくしゃべる理系女

授業中、後ろの席の女がIHに話しかける様子が目に入った。

小柄で髪を後ろで結んでおり、化粧っ気がなく、地味そうに見えるが、それでいて人懐っこく、非常によくしゃべる女。

理系の大学によくいるタイプだ。

そして、女子が少ない大学では男子の人気者になるタイプの女子だ。

 

この女も授業がつまらないらしく、IHと雑談で盛り上がっている。

楽しそうに話す二人を見て、ちょっとうらやましく思う自分がいた。

 

IHが少し席を外すと、今度は女が僕に話しかけてきた。

少しうれしい。

新たな人間関係を作らなければならないと新生活に不安を持っていた僕は、話し相手が二人も見つかり安心する。

しかし、この女、初対面なのに最初からため口で話してくる。

馴れ馴れしい女だが、良い友達になれそうだ。

 

結局、授業中ずっと女とIHと僕は三人で雑談して終わった。

たわいもない雑談だが、これでつまらない授業を楽しく過ごせるなら悪くないと思う。

授業は本当につまらないけど、仲間との触れ合いがあるから大学は楽しい。

ランチを一緒に食べる人がいない

ある日、大学に行くと先生が「感想文を書け」と小学生みたいな課題を出してきた。

何の感想を書けばよいのかさっぱりわからない僕は困っていた。

文章を書くことくらいお手のものなのに、なぜか、全然文章が書けない。

 

横を見ると、IHは適当に何かを書いているようだ。

こんなバカバカしい授業を真剣に取り組むIHに少しイラっとする。

 

今日もまた例の女とIHと三人で雑談してサボりたかった。

なのにIHは真面目に文章を書いている。

しかも、女は休みなのか、この授業をとってないのか、なぜか今日は教室にいなかった。

 

さて、昼休みが近づいて、昼ご飯をどうしようか悩む。

まだIHは文章を書いてるし、一緒にランチを食べる人が誰もいないから、大学の外にある定食屋でも探そうかと考える。

昼を一人で食べるというほど寂しいことはない。

 

孤独って嫌だな。

孤独だってことを他人に知られたくないな。

などと考えていると、昼休みが一瞬で終わってしまった……。

メガネの超能力少年

周りを見渡すと学生たちが雑談しながら作文を書いている様子が続く。

皆どうやって書いてるんだろうと気になりはじめる。

 

ふと横を見ると、カウンターのようになっている長机の座席の一個おいて隣に、おとなしそうなメガネの学生が座っていた。

あまり気の合いそうにないオタクっぽい学生。

 

でも、新たな友達ができるかもと思って声をかける。

「感想文書いた?」

僕がメガネ君にたずねると、彼の答案用紙には落書きの絵が描かれていた。

(あちゃー、ダメダコリャ! 絶対に気の合わないタイプ)

と思って苦笑いする僕。

 

するとメガネ君は小声で言った。

「この教室は……」

あまりに声が小さくて聞き返す。

「え、なになに?」

声が小さすぎて何を言ってるのか全然聞こえない。

イライラする。

何度も聞き返すのがだんだん面倒くさくなってきた。

これはもう絶対に友達にはなれない。面倒くさすぎる。

 

そう思っていたら、やっと聞き取れた。

「この教室はヤバイよ。イルミナティがいるよ」

僕はハっとして周りを見回した。

メガネ君はそれを言いたかったから、僕にわざと小声で周りに聞こえないように言っていたのだろう。

謎の超能力集団イルミナティ

その時にふと思い出した。

高校時代にもイルミナティの教師がいたのだ。

そいつは若い男性教師で、しかもお調子者タイプの先生で、まるでそんな風には見えないのだが、実はイルミナティだった。

 

僕は咄嗟にメガネ君に同意した。

「そ、そうそう、そうなんだよ、いるんだよ。ていうか、いた! 高校の教師にイルミナティがいた」

メガネ君はニヤニヤして僕に言う。

「へえ、君は見えるタイプなんだね。僕と同じだね」

 

イルミナティと言うのは巷の陰謀論で言われている説からすると、フリーメーソンのような政治経済を動かす大富豪の集団や秘密結社のことである。

でも、実は、ある種の強力な超能力を持った集団だったのだ。

そう、お金で政治経済を動かしているのではなく、その超能力で世界を動かしてきたのである。

 

彼らは何者だろうか?

見た目は人間だし、実際に人間であり妖怪ではないけども、なんとなく印象としては妖怪に準ずるものというか、一種の化け物の類の人たちだ。

悪魔を操る超能力者的な連中とでも言おうか、その人数はとても少ないにもかかわらず、多くの人々をその謎のパワーで操ることができ、実際にこれまで操ってきた。

人に呪いをかけたり、人を殺したりすることは簡単にできるのだ。

彼らは人間とは思えようなパワーを使うことができる。

 

「僕らも同じだよ」

メガネ君が僕に言う。

「同じということはヤツらと同じパワーを僕も使えるということ?」

「そう。でも僕らは悪いことにその力を使わない」

メガネ君はやっぱり小声で僕に話すから、聞き取りにくくてイライラする。苦笑

 

でも、メガネ君とは友達になれそうだ。

なにより、メガネ君は全然タイプの違う僕に対して嫌悪感を持っていないようだった。

僕はいつも「怖そうな人」と思われるから、普通に接してくれる人が嬉しかった。

また一人、友達が増えた!

邪気の飛び交う大学

しかしこのメガネくん。

僕よりも早く自分たちのパワー、そしてイルミナティの存在に気がついていたのだからスゴイ。

背も低く声も小さくてウジウジしてる印象とは裏腹に、どこか達観していて、やたらと頼りがいがある。

 

メガネ君と話をしているうちに感想文の授業が終わった。

学生たちは次の授業へ向かおうと教室移動を始める。

 

メガネ君の一言で、悪いやつらがこの世界にいることに気が付き始めた自分。

この大学も悪いやつらが操っているんだと警戒する。

教室移動をするときに歩きながら注意深く周りを見る。

すると、イルミナティのやつらが邪気のような謎のパワーで生徒を操っていたことに気がついた。

 

その邪悪なパワーである「邪気」は普通の人の目には見えない。

どこからともなく発射された邪気が生徒の背後から近寄って、生徒の中に入り込む。

その気味の悪い様子が、僕とメガネ君は見えているのである。

 

当然のことながら、中学からの友達のIHは見えてないようだ。

しかし、薄々IHは自分のパワーを感じているようだった。

僕は、なんとかIHにもこの能力が覚醒して身を守るすべを持ってもらいたいと願うのだが、そのことをIHに直接伝えることはしなかった。

まだそれを彼に伝えてはいけない気がしたからだ。

邪気を気で打ち消すという静かな反抗

次の授業の教室への移動のため大学構内をメガネ君と歩く。

廊下や教室、あちこちで邪気が飛んでいる。

 

邪気はそれがたくさん集まるとゴブリンのような小さくて醜い妖怪の形になり、それ自体が意思を持って活動するようになる。

なので、邪気はそれが大きく育つ前に、なるべく早めに消滅させた方が良い。

 

メガネ君はその邪気を手から出る「気」で打ち消して消滅させた。

「君もできるはず」

そうメガネ君が言うので、僕も手から気を出してみる。

 

色んな方法で気を出そうとするが、昔ちらっと見た幽遊白書というマンガの主人公みたいに、指でピストルの真似をして気を出す方法がしっくりきた。

指ピストルで気を飛ばして、生徒の中に侵入した邪気を打ち消す。

気は無限に出るようで、大学構内すべての生徒の邪気をどんどん消していく。

 

僕と一緒に学校中の邪気を消していると、余裕の笑みを浮かべていたメガネ君は突然警戒をしはじめた。

そして、僕の方を見ずに小声で言った。

「やつらが近くにいるから注意しよう」

そういえば確かに、大きな気配、いや視線を感じる。

大学にイルミナティの連中がいて、僕らを見てるような気がする。

超能力はセーブしておかないと危険?

集中すると、やつらの様子が脳内に見え始めた。

やつらは数人でミーティングテーブルを囲って話をしている。

何かを話している様子が鮮明に見え始めた。

 

集中して、やつらが何を話しているか心の耳で聞こうとする。

どうも、僕のことを話しているようで、ビビる。

 

「あいつ(僕のこと)は、思ったよりパワーが少ないぞ。76か86くらいしかない」

 

なんと、イルミナティは僕のことをマークしていたのだ。

でも、僕のパワーが思ったよりも低くて安心していたようだ。

いや、どことなくガッカリしているような印象も受けたが、どっちなんだろう。

 

恐らく僕のパワーを負のチカラとして利用しようとしていたようだ。

かなりビビる自分……。

 

メガネ君が僕にテレパシーで語り掛ける。

「あいつらは僕らを監視しているから、あまり派手に邪気を退治しちゃだめだ」

僕はメガネ君の言葉に従おうと、黙って心の中で頷いた。

 

メガネ君の言うとおり、まだまだ自分の中から強いパワーが出ることを僕はわかっていた。

ここは、やつらが感じている76か86のパワーでとどめて、やつらを油断させておこうと思った。

感想文の罠

次の授業のため別の教室に移動すると、既に授業が始まっていた。

その教室は薄暗くて、長机ではなく、個別の一人用のデスクにみんな座っていた。

 

生徒たちは各々席に座って周りとはしゃべらず、やはりなにか課題となっていた文章を書いているようだった。

「わかった!」

ついに僕は気がついてしまった。

 

イルミナティの連中は、生徒の書く課題文を読んで、僕らのようなパワーを持つ存在をあぶりだそうとしていたのだ。

それでメガネ君は文章を書かずに、ただ答案用紙に下手くそな絵を落書きしていたのだ。

メガネ君すげえ!笑

 

メガネ君は再び僕にテレパシーで言う。

「ここでパワー全開にするとやつらにばれて悪い方に利用されてしまうから気を付けて」

確かに僕も同じことを心配した。

 

もう一度ヤツラの意識を探る。

するとイルミナティの連中は、僕とメガネ君の最大パワー、そしてなんと現在未覚醒状態のIHの潜在パワーにも薄々気がついていたようだった。

 

いつどうやってバレたのか、僕らが大きなパワーを持っていることを既に分かりつつあったのだ。

でも、先ほどのヤツラの落胆した様子を見ると、「実は大したパワーを持っていない」と僕らに対して油断したというか、高をくくり始めたようにも見えた。

 

メガネ君は僕にテレパシーで語り掛ける。

「パワー全開は最後の最後だよ。ここで出したらダメだ」

僕は再び心の中で頷く。

 

メガネ君は続ける。

「もうすぐやつらは正体を表す。その時にパワー全開で行こう。それまでは小さな邪気を消すだけにとどめよう」

僕は同意して、教室の中に散見される邪気を指先から出る気で消滅させていく。

 

その時だった。

暗い教室の壁を見ると、いきなりその壁に文字が右から左へとひとつづつ現れた。

それはピンク色をした邪気で作られた文字だ。

「お」

「つ」

「か」

「れ」

「さ」

「ま」

僕らの存在に気がついたイルミナティの連中が僕らをおちょくっていたのだ。

僕はあきれながら一つづつ邪気でできた文字を「気」で消滅させていく。

 

メガネ君と僕は悟った。

いよいよヤツらが僕らの目の前に現れる。

その日が近いことを察したのだ。

 

「そういえば……」

ふと思い出した。

あの理系のよくしゃべる女は無事だろうか?

周りを見渡すがどこにもいない。

 

やはり今日はお休みなのだろうか。

いや、あの女を守るだけでなく、ここにいる生徒みんなを守らなければならない。

どれだけたくさんの人たちを僕とメガネ君で守らなければならないんだろう。

IHが覚醒したとしても、僕たちだけで守れるのだろうか、先が思いやられる……。

 

※ と、ここで目が覚めました。笑


 

以上ですが、いかがでしたでしょうか。

夢とは思えない内容だと思いませんか?

これをちょっとアレンジして小説にして残しておきたくなる衝動に駆られるのは僕だけではないでしょう。笑

まあ内容的には陳腐ですけどね。

 

こういう夢をたまに見ることが、夢日記をつけておきたいなと思った理由の一つです。

夢日記については別ブログで紹介しております。

夢日記を毎日付けるのはけっこう面倒ですけど、なにかの人生のヒントになるかもしれませんよ。

 

夢日記

Twitterでフォローしよう