さて、今年は旅行はどうしようかと悩んでいたのですが。
初盆(新盆)ということもあり、あまり喪中に旅行はよろしくないとのこと。
まあ、迷信ではありますけどね。
結局どうしようか迷いましたが、まあ近場にでも行こうかと。
というわけで、前々から行きたかった犬山のリトルワールドに妻と母親の3人で出かけたのでした。
目次
リトルワールドは民族衣装のテーマパークではなく博物館です
さて、自分たちが子供の時は、犬山と言えば、モンキーパークであったり。
または、明治村であったり。
大人からすると、初詣とかで有名な成田山だったりします。
なので、このリトルワールドって言うのは、ついつい見逃されてしまうんですよね。
実際、学校の遠足とか校外学習でも明治村は記憶があるのですがリトルワールドは記憶にありません。
ていうか、たぶん、行ってないです。苦笑
それに、子供の頃にリトルワールドなんて行きたいとも思いませんでしたけどね。
テレビでCMをやっていましたけど、民族衣装を着た子供たちがはしゃいでいたりするんですが。
そんなもんちっとも興味ありませんからね。苦笑
今でもリトルワールドって言うと「民族衣装」のテーマパークって思っている人が多いみたいです。
実際、リトルワールドはその名前からも明白ですが「野外民族博物館」つまり「博物館」なのです。
いや、博物館ならなおさら子供は興味ないでしょうけどね。爆
でも、大人にとっては、これはかなり楽しめるテーマパークです。
ホント、再発見って感じでした!
まずは博物館の本館から行きましょうか!
行ったのは、真夏です。
クソ暑い中のリトルワールドはハッキリ言って自殺行為です。笑
高齢の母を連れて行くなんて、おいおい頭おかしいのかと思われるでしょうけど、他に行くとこなかったんでご容赦ください。
でも、そこはさすが博物館。
そうです、リトルワールドは博物館なのです。
入り口近くに「本館」があり、まずはそこの屋内の涼しい展示を楽しむことにしたのです。
本館に入りますと、まず最初に目に入るのがこちら。
でかい布。。。
おー、でかい布だよぉー。。
さあさあ、気を取り直して次行きましょう。
おっと、これは海外旅行に行った気分になるという、これをバックに写真をどうぞ、みたいなアレですか!?
うーむ・・・。
さあさあ、気を取り直して、次に行きましょう。
えーと、なんですか、「進化」・・・・。
うーむ・・・・・。
サルのホネ、ホネ、ホネ・・・・・・・。
い、いかん、これはいかん!!
これは、アレですぞ、ダウンタウン浜ちゃんの「終了~~~~~」という声が、どこからともなく聞こえてきた気がしましたぞ。
本館のナンバーワンはこれでしょう!
これはまずいなあ、先が思いやられるなあと思いきや。
ついに見つけましたよ!
これが本館のメイン展示「ヒトはどうなるか(Future of Man)」です。
いつ製作されたかわからないこのアニメーション。
三菱の古いブラウン管テレビから流れるこのアニメに釘付けになりましたよ。
それでは、解説とともにどうぞ。(長いです)
(1)近未来、ヒトは(いかにも)近未来な車に乗りドライブを楽しみます。
そんな時、車の横をさっそうと通り過ぎるロボットに乗った謎の女。
ていうか、ロボットめちゃ速いんですけど。
(2)どこから出したのか、最新型のロボットのカタログを手渡す謎の女。
なんと、このナウいヘルメットの女、ロボットの営業マンだったようです。
そしてカタログを受け取る主人公の男と、どこ見てるかわかんないロボット。どうみても旧型。
(3)ついに来ましたよ、ロボットショールーム。
おいおい、はしゃぎ過ぎだろって感じの主人公の男。
ロボットの膝とか変な感じで曲がってますが、驚異の安定感。さすが最新型。
(4)はいはい、観光地でも渋滞なんてクソくらえでございますよー。
どんどん、未来カーの渋滞を追い抜いていく、俊足ロボット。しかし体形は横綱「曙」。
(5)どこかの高原にたどり着きました。
いやあ、ほんと、ロボットは便利ですねえ、しかし雨が降ったらどうするんでしょうねえ~。
(6)どこから出したのかお弁当箱。
ロボットと一緒にお弁当を食べたりして。
ロボットを恋人に錯覚しちゃったりして、ちょっとヤバイ主人公の男です。
(7)おやおや、そこへやってきたのはリスでしょうか。
食べ物を与えたりして、がらにもないことしちゃって、大丈夫でしょうか主人公の男。
(8)あっというまにリスは逃げ出してロボットの上に乗っちゃいましたよ。
悪いリスですね。
(9)あー、それはダメですよ、そのボタンはダメですよ。
そのボタンを押した人は、ロボットがご主人様だと認識しちゃうんですよー!
あー、そこだけ赤くて、わかりやすいボタンだなー、あー、予想通りだなー、ベタベタだなー、押しちゃったなー。
(10)クルリと急に向きを変えてリスについていくロボット。
驚く主人公の男。
こんなベタベタな展開が起こるなんて、飛んだハプニングだぜ。
(11)「おうい、まってくれー」とマヌケな顔で叫ぶ主人公の男。
このロボットの足を見よ! サササってなってるよね、ロボットの足マジで速ええなあって感じ。
さすが最新型ですなあ。
(12)この主人公が追いかけるシーンが長いのなんのって。
この主人公の男の顔を見てください、コレ、何を考えて追いかけてるんでしょうね。
(13)「まじで最新型ロボット高かったんですけど、ローン残ってるんですけど」
「最新型ロボットにしては、セキュリティ甘くね? ねえねえ、セキュリティ甘くね?」
とかなんとか言ってるんでしょうね、顔も怖くなってきましたよ。
(14)あー、けっこう追いかけたけど、すげえ僅差じゃん。
あとちょっとじゃん。
あー、リスも頭に乗っちゃってますね、これ、ササっと赤いボタン押せそうですけどね。主人公は未来人なので体力無いんでしょうね。笑
(15)もうすっごい泣いちゃってんの。笑
メーカーサポートに連絡すればいいのにね。
未来人はロボットに頼ってダメになるという面白いアニメでした。
本館ラストの展示室は迫力あって、ちょっとお化け屋敷風
さて、あまりに面白いアニメを見ちゃいまして。
多分これ見たら、宮崎駿とかハナクソに思えますね、はい、比べ物にならないと思います。
でも、残念ながら短編過ぎてあっという間に終わっちゃうんですよね。
でも安心してください、本館の最後の展示室は壮大です。
大ホール的な薄暗い部屋にいろんな民族の展示品がずらりと並んでおります。
これがまた、不気味でして。苦笑
しかも人が全然いないもんだから、本当に、ちょっと怖い。
これ、小さな子供が神隠しにでもあうんじゃないのって言うレベル。
見てください、下の写真の左下、心霊写真かと思いましたよ。
この辺で、なんと、ちょうどタイミングよく母親がいなくなっちゃいまして。。。
妻と探したんですが、オイオイいったいどこに行ったんだろうと。。。
ギガゾンビにさらわれたんでしょうか。。。
と思ったら、順路を逆走してトイレに行っていたとのことでした。笑
やっぱりリアルワールドは屋外ですが、真夏なのでバスで周ろう!
さて、1時間も過ぎてないでしょうね本館展示。
まだまだ時間がたっぷりとあります。
さすがに、「野外展示博物館リトルワールド」ですから、野外展示を見ないで帰るわけにはいきません。
しかし、今は真夏。
しかもリトルワールドって国内2番目に広いテーマパークらしいです。苦笑
そこで救いの手を伸ばしてくれたのが、500円で乗り放題の園内巡回バスです。
これなら、ちょっとだけラクができそうですね。
ちなみに、バスは10分おき、夏休みは臨時で7分おきにいろんなバスが周回しています。
このようにバスから韓国の地主の家とかをチラチラ見ながら通り過ぎます。
ていうか「地主の家」ってなんだよ、なに?そのコンセプトって感じですけど。
そしてこれは台湾の屋台です。
「そこの角を曲がるとドイツです」ってシュールすぎるでしょ
こうしてバスに乗って眺めるのもいいんですけどね。
こちらは、インドネシア、たぶんバリですかね。
こちらはペルーの大農園の家。
いいですね豪邸って、住んでみたいなあ。
これはインディアンの家でしょうか。
弓矢ゲームとか書いてますが、これもやりたかったなあ。
こちらは台湾の農家です。
沖縄っぽいですよね。
こちらはアイヌの家。
これは北海道に行ったときに見たなあ。てういか、クマがいるし。
でも、こうしてぐるっと回るのも、ほんの15分から20分程度なんですよね。
なのでどこかで降りて詳しく見ようかなということになったんですが。
バスの運転手さんが言うんですよね。
「次の角を曲がるとドイツです、次のドイツ駅で降りる人はいませんか?」
とてもシュールな世界です。
銀河鉄道999で車掌が「次は~、アンドロメダ~」に通じるものがあります。
結局、野外はドイツが一番面白かったかな?
というわけで、バスの運転手さんにドイツでおりますと伝えて、いざドイツへ。
ていうか、リトルワールドのマップをざっと見渡して、一番面白そうなのがドイツでしたしね。
はい、ここから先がドイツでございます。
ドイツって感じでしょ。
ウインナーとかが屋台で売ってて食べたくなったけどもうすぐ昼食なので我慢。。。
先にいろいろと展示を見ることにしました。
さすが「モノづくり」で有名なドイツってことで、おもちゃなどがズラッと並んでおります。
こちらはノアの箱舟らしいです。
やっぱり聖書の文化なんでしょうね、なかなか面白い発想というか、まじめなオモチャですね。
こちらはクルミ割り人形でしょうか。
身近に「くるみ割り人形」に雰囲気がソックリな人がいるんですけどねえ、言えないなあ。
こちらはジオラマですね。
これもドイツが発祥だったんでしょうか、すごいリアルですねえ。
というわけで、結局いろいろ回りましたが、最初に見たドイツが一番よかったような気がします。苦笑
お昼はイタリアでパスタを食べる
さて、お腹が空いたのでドイツで昼食をと思ったんですが、なんと満席。。。
それでは隣のフランスで食事をとりましょうかと思ったらフランスも満席。。。
この暑い中、ランチを取るのにその辺をふらふらするのは自殺行為です。
そしたら、たまたまフランスの隣のイタリアに空席が!
はい、ドイツの隣の隣がイタリアなんですけどね。
地図的に間違ってないというこの奇跡。笑
それはさておき、いやあ、助かりましたー。
メニューも、ありきたりのものがズラっと並んでおり、これなら安心です。
というわけで自分は子供でも安心の定番のボロネーゼです。
写真撮る前に混ぜちゃって、なんか見栄え悪い。苦笑
こちらは、母親の注文したトマトソース。
スプーンに自分の顔が映っちゃったんで写真の下の方カットしてます。笑
こちらは妻のクリームソース。
なんか見栄えが・・・。苦笑
こちらはソレントピザなるもの。
意外においしかったですよ。
なにより意外だったのはパスタです。
思ったよりモチモチで、おいしいのですよ。
きっとこれは生パスタかなと。
予想外にすべておいしかったのでイタリアは大満足ですねー。
おやつはアフリカでワニとラクダを食べる
さて、そのあとも色々と見学しましたが、せっかくなのでアフリカでおやつを食べることにしました。
こちら、アフリカンプラザです。
ちょっとした土産物売り場と並んで、あやしいお店が。。。
うーん、ワニとラクダとダチョウの肉が食べられるのか。。。
しかし、これはめったに食べられないだろうし食べておこうと思いまして。
でもダチョウは鳥だし、きっと「焼き鳥」なんだろうなと思いまして。苦笑
というわけで、珍しい度の高い、ワニとラクダを注文。
ジャーン!
上の黒いのがラクダで、下の白いのがワニです!!
って、こんな焼き鳥みたいな容器に入れて出すところが詰めが甘いなあアフリカンプラザ。
と思いつつ、食べてみましたら、まずワニはほとんど鶏肉です。。。
鶏肉ですって言われたら気が付かないレベル。
そして、ラクダも牛肉って感じですね。。。
これも牛肉ですって出されたらわからないレベル。
って、おい!
これ鳥と牛じゃねえだろうな!? 苦笑
総評:リトルワールドは大人なら楽しい
というわけで(多分はじめての)リトルワールド。
失敗したのは真夏に行っちゃったというところですね。
これ、夏以外なら夏の5倍は楽しめると思います。
バスなんか乗らなくても、歩いて回れるかなと思います。
そして、子供よりも大人ですね。
楽しめると思いますよー。
一方で子供はどうでしょうね、楽しめる要素があまりないかもね。。。苦笑
絶叫マシンみたいなアトラクションがないからね。
お化け屋敷とか映像で感動とかもないし。
あと、ペットと一緒に入園できるそうでして、たまーに犬を連れている人がいました。
でも、建物内はたいがいペット禁止ですから、ちょっと厳しいかなって感じです。
バギーとかに載せて運べばOKかもしれませんけどね。
というわけで、リトルワールドいかがでしたでしょうか。
個人的に、あと一回くらいは行きたいなあと思いました。
まだ見てない展示とかあるのでね。
いや、その前に、東武ワールドスクエアだな・・・フフフ。
以上、AUDI A3で行きましたが、写真を撮り忘れた、リトルワールド探検記でした!