またまた過去に行った旅シリーズです。
今回は東北・北海道の一人旅の話です。
2004年の西日本一人旅シリーズに続く第2弾で、
2006年の夏に車中泊しながら東北・北海道を一人旅した話です。
実際のところ、長期ひとり旅シリーズは第3弾で今のところストップしてます。
しかも、第3弾は途中でかなり車中泊の長い旅に飽きてきているので、
第2弾までが自分的には本気の車中泊一人旅として認定されております。笑
それでは、以下、お楽しみください。
長旅の前に東国三社で安全祈願!
出発地は自宅のある千葉県です。
もちろん、一人旅の車中泊ですから車で出発。
恐ろしく長距離ドライブです。
でも今回は、茨城からフェリーで一気に北海道に行こうと思います。
その前に、まずは旅の安全祈願に東国三社を詣でてから、
茨城は大洗のフェリーに乗りましょう。
まずはじめは香取神宮。
朱色の印象が強い神社です。
なんとなく派手な感じもしますね。
次は息栖神社。
マイナーではありますが東国三社の1つです。
でもやっぱり、3社の中で一番 地味な感じかな。
とはいえ、風格のある神社です。
ちなみにお祭中(神事中)でした。
ところで、息栖神社には「力石」と言われるものがあります。
鹿島神宮や香取神宮には「要石」があります。
この辺の人は石が好きなんだろうなって、
いやいや、この地域は激しく地震が多いので地震除け祈願でしょうなあ。
そして、最後の三番目の鹿島神宮に到着。
ずっしりと堅い重い神社という印象。
やっぱり鹿島神宮もお祭りみたいな感じでした。
これは良い日を旅立ちの日としたものです。
さてさて、鹿島のメインはやっぱり奥宮です。
森の中へと入っていきます。
みてください、当時の神社はガランガランです。苦笑
さあ、奥宮に到着。
さすが、厳かな印象。
そして、「要石」。
もはや説明するまでもなく、これによって大地震を防いでいる大切な石。
しかし、東北で大震災が起きてしまいましたが・・・。
あと、忘れてはならないのが鹿。
奈良県から連れてきたらしい。
かわいいね。
なにもあげないよ。
大洗フェリーで一気に北海道へ!
東国三社へ旅の無事を祈る(?)お参りを終えて・・・。
お待たせしました、フェリーに乗船。
かなり巨大な船で、入口は船の横っ腹。
ここがパカッと空いて乗船。
いよいよ出港。
大洗の港を後にします。
巨大な船なのでまるでビルの屋上から見下ろすように港の景色を見ます。
とりあえず、ロビーでくつろぐ。
僕は酒が飲めないのでジンジャーエールで休憩。
ていうか、フェリーでは個室を予約してないから大部屋でザコネなのです。
何で予約してないかというと宿泊費が高いからです。笑
*** 2日目 ***
というわけでザコネして一夜を明かし翌日、
船の甲板に出てみると、かなり広い。
野球ができそう。
まもなく苫小牧。
北海道の大地が見えてきました。
ちなみに、フェリー内のレストランも充実しています。
バイキングも安い!
が、一人でバイキングは恥ずかしかったから何も食べてない。。。苦笑
ついに初めての北海道上陸!
さてさて、ついに港に到着!
さすが苫小牧、石油タンクが並ぶ。
あれが爆発したらえらいことだろうな、と不吉なことを考える。
苫小牧港には 、別のフェリーも停泊中だった。
あっちの方が格好いいな、あっちに乗りたかったな!
とか思いながらフェリーから降りて、
苫小牧の港湾道路チックな道を通り、アイヌの地へ向かいます。
※ 車内からの写真は動画からキャプチャしております。
北海道等の雪国では、道路の端に矢印だけの看板?がある。
これは恐らく、雪で埋もれた場合に、「ここまでが道路だよ」ということを示しているのだろう。
それにしても、ホンワカとした広大な地平線の見える景色の中で車を走らせるわけだが、事故が多い理由がわかるね。
どんだけ飛ばしても目的地に着かないような錯覚に陥る。
アイヌの地で癒される!
というわけで、「二風谷アイヌ文化資料館」に到着。
これが北海道の雰囲気だろうか、二風谷アイヌ文化資料館のあたりは、なんとなく独特な印象。
アイヌの文化は北極圏の文化に似ています。
この旅行の後にアラスカに行ったのですが、なんとなく雰囲気が似ているような気がする。
展示してあった、このアイヌの独特の文様。
こちらが北米の原住民の文化。
かなり雰囲気が似ていることがわかります。
こちらは、アイヌの装飾品の「タマサイ」。
見てると、なんとなく不思議な懐かしい感じになってくる。
ちょっと暗い印象があるけど。。。
こちらは、アイヌの楽器?よくわからん。
しかし、コロポックルの歌とか書いてあるので恐らく楽器ですな。
コロポックルとはアイヌの伝説で出てくる小人のこと。
日本神話のスクナヒコナのようなものだろうか?なぜか神話には小人が多く出てくるね。
ちなみに、コロポックル伝説はこちら。
コロポックルはとても友好的な種族のようだ。
なぜ「こびと」はいつも助けてくれるのか?
僕のそばにもこびとはいないもんでしょうかね?
こちらはアイヌの藁ぶきの家ですが、
東に窓があったら決して覗き込んではいけないらしい。
まあ、簡単に言うと、
「神様である太陽が見える窓から、汚ねえ顔出すんじゃないよ!」
って言うことだと思う。
さて、そろそろ土産物でも買って次を目指そうと思って、
コロボックルの家に似た土産物の家に入ったらなんと!
アイヌのオバチャン発見。
アイヌの民族衣装の縫物をしているようだが、これは旅行客への演出か!?笑
結局、東北、北海道と1週間近く旅行をしたが、
ここで一番たくさん の土産を買った気がする。笑
やっぱ僕は民芸品が好きなんだなぁ。。。
すると、近くに町立の博物館もあったので見てみることに。
そんなに面白くはないが、こぎれいに色々まとまっている印象。
タマサイって呪術用なのかな?
ドラクエに出てきそうな神官だな、こりゃ。
博物館の外はダム公園になっている。
とてもきれいに整備されている。
でも、このダムの下に昔は・・・。
まあ、そんな話はいいか。。。苦笑
そういえば、「アイヌ」という単語はアイヌの中のアイヌにのみ付けられた呼称だそうだ。
つまり、人間的に立派なアイヌの人を「アイヌ」と呼んだらしいのだ。
神聖なる言葉なのだ。
義経神社あたりで車中泊・・・
さてさて、というわけで、アイヌの地を後にすることになりました。
ちなみにアイヌの地は苫小牧から東に進んだところ。
アイヌの地はとても雰囲気が良かったし、とても勉強になったし、なにより楽しかったです。
癒された気分にもなったな。
さて、アイヌの地を後に、車で少し走ると、
近くになにやら気になる神社が。
なんと、 あの源義経が逃げに逃げて、
たどり着いたのがこの地だそうで、その義経にちなんだ「義経神社」だそうな。
まあ、伝説だとは思うのですが・・・。
ちなみに、義経がジンギスカンになったとか、いろいろ義経には伝説があるよね。
また機会があれば調べてみたいと思いますが。
さてさて、 そろそろ日が暮れてきた。
なんだか早いなぁ。
楽しい事ばかりだとアッというまに時間が過ぎる。
ちなみにフェリーに乗ったのは1日目の夕方ですが、苫小牧に付いたのは2日目の昼。
つまり、フェリーには丸1日くらい乗っていることになる。
それもあって2日目はかなり早く時間が過ぎた感があるんでしょうな。
というわけで、今日はこのコンビニの駐車場で車中泊。
このセイコーマートってコンビニ、北海道にはやたらたくさんあるんだよね。
ガランガランだし、店員さんも何も言ってこないし、
でも、たくさん買い物したしまあいいかと。苦笑
まあ、この時代はまだ車中泊する人は、かなり少なかったしね。
そして、2日目終了。