【新潟】癒しの良寛記念館とドン引き田中角栄記念館

というわけで、まだまだ続く新潟旅行の続きです。

前回は弥彦山周辺観光の後半編でした。

はい、まだ終わりません。

長いね新潟は。

でもこれが最終回です(多分)、もう少々お付き合いください。

 

良寛の出生地「出雲崎」に立ち寄る

さて、弥彦山の次に向かったのは出雲崎という場所です。

なんでも良寛の出生地らしいのです。

良寛って確か教科書に出てきましたよね?

似たような名前の昔の坊さんはいっぱいいるのでよく覚えてませんが。苦笑

良寛というのは江戸時代のお坊さんなのですが、

歌人でもありまして、諸国を旅して和歌を残したそうです。

というわけで出雲崎の海岸線を走りますと、良寛堂というお堂がありました。

このあたりが良寛の出生地のようです。

良寛和尚の銅像も海を見ながら静かに鎮座しております。

落語家のようですな。

こうして毎日、出雲崎の海を眺めているのです。

ていうかコロリさんに印象が似てるんですが、気のせいでしょうか。

さて、お堂から車で1分ほど小高い丘を登ったところに良寛記念館があります。

博物館のような場所ですね。

良寛の書などが展示されておりますが、

写真NGなのでぜひ直接見に行ってみてください。

ちなみに建物自体は天下の登録有形文化財ですので見る価値ありです。

博物館周辺も色々と見どころがあります。

なかでも世界一の硅化木は興味深々です。

木の化石ですね。

こういう歴史を感じられるものは、見てるだけで癒されます。

普段の悩みがちっぽけなものに感じられます。

 

さて、博物館の横は、このように小さな庭になっております。

博物館は小高い丘にありますので、

とても景色が良いです。

なんと、「にいがた景勝百選」の1位だそうですよ。

あぁ、こんな景色のある家に住みたい。

分譲してないかな?苦笑

そして、ここにも良寛和尚の像があり子供らと語らっております。

子供の純真さこそが、仏の心であると説いたらしいですよ。

 

確かに、さっきテレビで石田純一さんの幼い息子さんが

「叙~々~苑~に行く~」

って言ってましたので、子供は純粋だと思いました。(見た?この番組?笑)

というわけで、日も傾いてきましたので、

そろそろ宿に行かないと夕食の時間に送れてしまう!

先を急ぎましょう!

 

出雲崎という地名の由来

ところで、前回の弥彦神社の記事でも書いたのですが、

この出雲崎という地名は、あの島根県の出雲に由来があるようです。

というのも、このような看板を見つけたのです。

そこには出雲崎が大国主によって開拓されたと書かれていました。

佐渡への島流しの船出地というのも「うーん」とうなってしまいます。

というのも日本の歴史においては、

そういった流刑地などに指定された土地ほど、

古代から日本にいた人たち=土着系の匂いがするからです。

出雲は後から来た皇族の勢力に負けて国を譲ってしまった側です。

歴史は常に勝者が作るものですから敗者は常に悪者にされ、

敗者の地は負けたという理由だけで流刑地などにされてしまうのかなあとか思った次第。

 

なんてことを思いつつ出雲崎の観光物産センターに立ち寄りました。

ここには石油記念館という面白そうな博物館もあったんですが、

時間がないので今回はスルーです。

 

謎の中華な道の駅に到着

さて、先を急ぎたいのですが、

ちらほらと道の途中の案内看板に面白そうなものが目に入ると、

立ち寄りたくなるのが人情というもの。

 

道中に道の駅があるということで、少しだけ寄ってみようと思いました。

その名も「西山ふるさと公苑」です。

とりあえず、なにか美味しいお土産でもあればと思ったんですが、

見てビックリ、すごい建物があるじゃないですか!

沖縄?台湾?中国?なんだかエキゾチックな建造物が目に入りました。

なんでしょうね、これは?

とてもお金がかかってそうな建物です。

門のようなところをくぐって、さらに奥に入ると、

おやおや、これは西遊記のキャラクターの石像でしょうか。

秋ですねえ、赤とんぼが猪八戒にたくさんとまっておりますが、

こちらは三蔵法師でしょうか、やっぱりこれは西遊記ですね、なので中国ですね。

中に入ると係員も客も誰もいませんでしたが、豪華な展示物が並びます。

自由に見ることができて、テーブルセットもあり休憩ができるようになっています。

これもすごいですね、無造作に展示してありますが高そうですねー。苦笑

ここの土地は中国との姉妹都市とか、そういう契約になってるんでしょうか?

と思ったら、謎が解けました!

はい、こちらです、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄氏の展示です。

なるほど新潟といえば田中角栄元首相ですよね!

それで中国なんですね。

この西山ふるさと公苑は田中角栄氏が通った小学校跡だそうです。

西山町は田中角栄氏の故郷なので「ふるさと公苑」という名称だったんですねえ。

ちなみにこの宮廷建築の建物は西遊館と呼ぶそうです。

しかし豪華な中国風庭園といい、これは素晴らしい施設です。

旅行者は意外と見逃してしまうスポットのような気がしますので、

ぜひ、行ってみてください!

 

ただ、ふるさと公苑というか道の駅の本館(?)みたいなところも寄ったんですが、

お土産はあまり置いてなかったですね。

どっちかというと図書館的と言うか公民館っぽいというか、

道の駅という割には、すこし堅い印象でした。

あと、角さんの台所と言う飲食店もあったらしいのですが、

時間が無くて行けませんでした。

 

恐怖の田中角栄記念館(笑)

というわけで、西遊記の西遊館を出まして、

帰ろうと思ったら、なにやら面白うそうなスポットが!

た、た、田中角栄記念館です!

なにが展示してあるのか、全く想像できません。

これは行かねば!

 

わくわくしながら記念館に入りますと、

「うっ!」と思わず声が出そうなほどの威圧感。

というのもダークなスーツ姿の50代後半から60代くらいの男性係員がずらっと並んでいたのです。

印象としては、政治家の秘書っぽい感じ。

 

異様!

 

と思いましたが、ここで引き返したら、

おいおい待て待て、と引き留められても怖いので、そのまま入館。笑

 

ようこそ!みたいに歓迎してくれるのは嬉しいのですが、

歓迎の仕方になんとなく不思議な怖さがある。笑

 

さあさあ、どうぞどうぞ、こちらへ、すごいでしょ?

みたいな感じで丁寧な案内をしてくれるし、

とってもフレンドリーで声は優しいのですが、

なんとなく目が笑ってないのも気になる。苦笑

 

まさか、真紀子ファンクラブに勧誘されるのか!?

と、ビクビク・おどおどしながらも、

いざとなったらダッシュで逃げる準備をしつつ展示物を見て歩きます。笑

 

基本的に展示物はすべて写真NGでしたので文字だけで恐縮ですが、

けっこう興味深い展示があったので見る価値はありますよ。

 

さ、一通り見学しましたら、なんと!

唯一写真を許されたコーナーがあったのです!

それは「田中角栄元首相と写真を撮ろう!」という、

田中角栄記念館で唯一おちゃらけ感のあるコーナーです!笑

 

このように田中角栄氏の等身大パネルが置いてありまして、

そして、なぜか石の上でゲタ履いてる。笑

「おぉ、これは面白い!」と夫婦ではしゃいで近寄って、

さあさあと妻を横に立たせて写真を撮ろうとしましたら、

つかつかと先ほどの秘書っぽい人がやってきまして、

「大変申し訳ありません、写真は1回100円を頂いております。」

とのこと・・・。

いやあ、ドン引きとはまさにこの時のために用意された言葉。笑

思わず、「ブッ(まじか)」と吹いてしまいましたよ。。。

 

よく見たら「写真100円」って小さく書いてましたが、

ドン引きしつつも100円を支払い撮影をさせてもらいました。

 

ま、でも真紀子ファンクラブに勧誘されませんでしたし、

巨額な政治献金も要求されませんでしたので、

良かったとしましょう。笑

それに展示物はけっこう興味深いですから、

一度は行く価値あると思いますよ。笑

 

さあ、日も傾き始めましたので宿に急ぎましょう。

といいつつ、米山SAでお土産探し。

特にこれと言ったものはなく、再び景色を楽しむことに。

今回の新潟旅行は、どこに行っても景色がいいです。

やっぱり日本海側はいいですねえ。

一度は住んでみたいなあ、雪が降らなければ。。。苦笑

ちなみにその日の宿は妙高高原です。

寒いのなんのって。苦笑

良い場所の宿が取れなかった時は、行き当たりばったりの旅は厳しいですね。

でも悪くない宿でしたけどね。

 

というわけで続きは、また次回。

最初に「これで新潟旅行は最終回」って書いたのに、全然終わりませんね。。。

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