【車中泊・西日本の旅7】神話の地、高千穂「そろそろ帰るか~」

西日本の車中泊・一人旅の続きです。

6日目(2004-11-09)は朝から阿蘇山へ行きました。

天気も良く最高の阿蘇山観光でした。

午後からは知る人ぞ知るパワースポット、幣立神宮へ向かいます。

これ、「へいたてじんぐう」と読みます。

当時はマイナーでしたが、今はどうなんだろう。

 

古代の伊勢神宮?幣立神宮に行ってみた

というわけで阿蘇山からそんなに時間もかからず、

パワースポットということで隠れた名店、じゃない、知る人ぞ知る幣立神宮にやってきました。

 

調べてみたところ「古代の伊勢神宮的存在」みたいな感じで書かれていたのですが、

その割りには近所の氏神様レベルの神社的な入り口。。。

駐車場も4台くらいしか停めるスペースがなかった。

場所を間違えたかな?かなり不安になる。

ところで、このあたりは「九州のへそ」と呼ばれているみたい。

九州の中心にある神社ということは、やっぱりここが幣立神宮なのだろう。

と訳の分からない理論で自ら納得して先へ進む。

 

さてさて、入り口付近にむかうと、なぜか崖に鳥居があった。

この先は崖で先に行けず。

どうもここから阿蘇山が見えると言うが、うっすら見えてるのがそれかな?

要するに阿蘇山がご神体ということなのかな?


そして参道を進むと右側通行のようです。

普通、神社って左側通行じゃなかったっけ?

この右側通行が当時は妙に気になったので、

あとで調べたら伊勢神宮の内宮も右側通行らしく、

なるほど確かに「古代の伊勢神宮」と言われている神社だけあるなあと思いました。。。

ふと見ると神社の由緒があった。

古代からの伝承では「日の宮」と呼ばれている神社だそうな。

しかし、よくわからない難しい内容ですなあ。苦笑

こちらが拝殿?本殿?

おや、中に人がいるぞ?

なんだろう、机で何かを書いてる人がいた。

宮司さん?

まあいいや。苦笑

せっかくなので僕も何か書こうと思い、

賽銭箱の隣りにあった訪問者用の署名帖?

みたいなものに名前を書いておいた。

しかし、この神社、どことなく神社っぽくなくて、生活感があるな。苦笑

 

幣立神宮の裏には病が治癒する泉が!?

さあ、参拝を終えて周りを散策すると、神社の裏に池があった。

紫の花が咲いていたけど、なんて花だろう。

池の隣りに小さな社があった。

この辺りから湧き水が出るらしい。

なんだかとても古くからある湧き水みたい。

遠くから、水を汲みにわざわざやってくる人もいるらしい。

湧水が右と左の竹筒から流れ落ちる。

右のほうがおいしいとかいう噂もあるらしいのですが、

まあ、どっちもとってもおいしい水でした。

飲めば病気が治るらしいが、当時は超・健康体だった。笑

実は、今回の旅は九州の阿蘇・高千穂辺りまで来たら引き返そうと思っていた。

なので、この辺りが今回の旅の最終地かなあ、

なんて考えていたら日が陰り曇ってきた。

 

今まで気温も平年より高く毎日雲ひとつない晴天だったので、

「おい、もう帰れや」と言う神のお告げかと思った。笑

でも、せっかくここまで来たのだし、

ついでなので神話の地「高千穂」に行こうと思い立つ。

 

神話の地、高千穂はとても楽しめる!

高千穂に着いたら少し遅い昼食をとる。

だご汁と炭火焼地鶏とうどん。

とってもおいしかった。

しかし、なんだろうこれ、気になるオブジェ。。。

ていうか会社の同僚に似ているんだよね。

怒られるかな。

というわけで高千穂神社に着きました。

するとふと目に入ったのが、目の前にある猿田彦神社。

ん?まてよ?これは?

これって、伊勢神宮と同じだ!

伊勢神宮もまったく同じく正面の鳥居の真向かいに猿田彦神社!

やっぱり猿田彦は皇族の道案内役なのでしょうか。

参道を歩くと、狛犬の土台の「皇紀2664年」が気になった。

当時は神社に詳しくなかったので、

「なにこの暦、なにかのドラマとかのキャラ設定かな?記念狛犬?」

などと馬鹿なことを考えたりした。笑

しかし、この趣を感じる階段。

この神社、とっても雰囲気が良いね。

けっこう気に行った、また来たいかも!

厳かだけど、なんとなーくさわやかな雰囲気もある。

ちなみに毎日夜8時に神楽があるらしい。

神楽に興味ないけど雰囲気を楽しむのには最高の演出かもね。笑

 

さて、もうここで帰宅の途につくわけですし、

今日はここらへんで泊まろうかな?

神楽を見つつ粋な感じで。笑

 

天岩戸神社に立ち寄る

あまりに雰囲気が良いので、俄然もうちょっと周辺を観光したくなった。

すると高千穂神社から30分くらいのところに、

天岩戸神社と言う神話の舞台となった神社があると言うので行ってみた。

うひゃあ、おっさんが岩を持ち上げていた。

危ないなあ。

初代天皇までの系図があった。

博物館とかにある「猿から人へ」の図ではなく、

これは「神から人へ」の図ですな。

はい、こちらが天岩戸神社の本殿です。

カガミがとっても格好良い。

こちらはご神木の古代の銀杏の木らしい。

ちなみに、この種類の銀杏は日本に二本しかないらしい。

葉っぱの形が違うと言うのだが。。。

どこが違うのか、よくわからなかった。

わかった人は、ご利益があるかもよ。

 

天安河原はちょっと寂しいパワースポット?

さて、続いては神社の近くにある天安河原に向かいます。

天安川原とは、アマテラスがキレて岩戸に閉じこもったときに、

仲間の神々が「やべぇよ、どうするみんな?」とミーティングをした場所らしい。

これは行くべきでしょう!

渓谷を進んで行く。

とても気持ちがいい。

こりゃーパワースポットだわ。

パワーコメリの10倍パワーがある。


ずんずん歩いて行くと渓谷の奥に洞窟があった。

なるほど、どうやらここが天安川原らしいぞ。

ところどころ石が積んである。

これってよく見るけど何かの願掛けかな?

あぁ、、、天井からしずくがポタポタと。

なんでこんな陰気な雰囲気なの?

なんか、怖くね?

観光客も一人もいないし、ちょっと寂しくなってきたので引き返す。苦笑

空も曇ってたしアマテラスは隠れたままだったね。。。

 

なんと本物の天岩戸を見に行く!?

ちょっと寂しい天安河原から神社の駐車場へ引き返して、

ふと目に入ったのがAコープの岩戸店。

Aコープの分際で岩戸て、なんかおもろいな。

しかし、この辺りはとても面白い観光スポットが盛りだくさん。

天岩戸神社には西宮と東宮とあるようで、

西に続いて東宮にも行ってみた。

 

世の中では西宮がメインのように扱われている感じですが、

実はこちらがメインじゃないの?ってくらい厳かな雰囲気が漂う。

人もほとんどいないし、空気感が明らかに違うし、なんだここは。

さらに、本殿のとなりの小さな社で祈祷が行われていた。

でも、なんだかおどろおどろしかったんだよねえ・・・。苦笑

 

ところで調べてみると、ここ東宮にはあの「岩戸」があるらしい。

岩戸ってのはアマテラスが隠れていた場所の出入り口の大きな岩の扉のことです。

 

というわけで、神社の裏に岩戸への入り口があるのでいってみた。

ちなみに、怖い話だけど崖から落ちて死んだ人がいるらしく、

今では立ち入り禁止になっているらしい。

有名な七本杉。

ココから先に岩戸があるらしいのですが、

確かに一歩足を踏み外したら死ぬなって感じの道だった。。。

なんか、木の間が少し光ってない?


しかし進めるのはここまで、道がなかった。

どうなってるんだろう、間違えたかな?

左は崖だし、あきらめて引き返す。

結局のところ、岩戸らしきものは見られなかった。

まあ、次回また来ればいいかな。

空も曇って来たし、いよいよ雨が降りそうだ。

これはもう「引き返せ」という暗示だなと思うことにした。苦笑

もちろん、ただ引き返すだけだとつまらないので、

途中どこに寄ろうか考えつつポンコツキューブの舵を東に切るのでした。

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