【愛知・熱田神宮】幻のCD「森は生きている」を手に入れろ!?

今年の夏も実家に帰省しました。

今年の帰省は熱田神宮に行ってきましたので、

今日はその話と、ヤマトタケルの歴史の話です。

 

僕の実家は東海地方のとある場所にありますが、

実家に帰ると必ず子供の頃を思い出します。

とくにテレビのCMが名古屋バージョンでして、

ものすごーくローカル感が漂っているので、

ついつい昔のCMも思い出したりしますね。

とくに熱田神宮会館のCMは印象に残るCMの一つです。

 

宇崎竜童「森は生きている」

熱田神宮会館と言うのは、熱田神宮の隣にあって、

結婚式とかができるようになっているホールのことです。

まあ、熱田神宮の公式結婚式場?と言ってもいかもしれませんねー。笑

そして、こちらが熱田神宮会館のテレビCMです。

僕は子供のころから、このCMが大好きでした。

とても懐かしい感じのする、そして神秘的な感じのするCMです。

そして、なにより宇崎竜童さんの歌がいいんですよね。

 

実は、このCDを手に入れたいのですが、ネットだと売ってないんですよねー。。。

なので、今年こそはCDを手に入れるため、

熱田神宮に行こうと思ったのです!

 

熱田神宮の思い出

ところで熱田神宮には今までに2回ほど行った記憶があります。

 

幼い頃に親戚のおじさんとおばさんに、

なぜか「熱田神宮」に連れて行ってもらったのです。

あまり覚えてないけど、初詣だったのかもしれません。

名鉄の熱田神宮前という駅を降りると、

神宮前の商店街がずらっと並んでおり、

そこのとあるお店の2階でカレーライスを食べた記憶があります。

 

昔懐かしい「喫茶店の100円おみくじ」も引いたような…。

そして帰り際に新幹線のおもちゃを買ってもらった記憶もありますね。

優しいおじさんとおばさんでした。(って、まだ健在ですが。苦笑)

 

昔は夜でも神社の中に入れた?

2回目は高校卒業してから友達と4人くらいで、

「夜中のドライブ」と称して、名古屋の街を車でドライブして、

途中で熱田神宮に寄った記憶があります。

 

もちろん、夜なので誰もいないんですが中まで入れた記憶があります。

昔は警備が浅かったのかな?

 

で、神社の中をブラブラと歩いて、自販機でジュースを買って飲み歩き、

バカ話をして参拝もせず帰って来た記憶があります。笑

ろくでもないヤツラですね。

でも、それが20年以上も前の話ですからね。

もう一度、改めて清らかなな気持ちで、

妻と二人で行ってみたいって思いもあったのです。笑

 

夏休みの駐車場は意外と空いていた!

さて、さっそく熱田神宮に向かいます。

妻も熱田神宮には行きたかったようです。

 

母親にも一緒に行くかと聞いたんですが、

「暑いから嫌だ」ということで(苦笑)

妻と二人で行くことになりました。

ま、高齢ですし真夏に出歩くのは危険ですよね。

 

というわけで、途中何度か原住民の車に煽られながら熱田神宮へ向かいます。

神聖な場に向かうので、なるべくイラっとせず冷静に運転です。笑

 

https://inumakedon.com/aori-unten/#outline__2

というわけで、熱田神宮に到着。

道中、夏休みの名古屋の市街地ということもあり車は空いていました。

駐車場も空いてましたね。

すんなり駐車できました。

しかも、けっこう空きがあったんですよねー。

 

ヤマトタケルとオトタチバナヒメの悲しい話

ところで熱田神宮は個人的に色々と思い入れのある神社でして。

熱田神宮はヤマトタケルに所縁のある神社でして、

ぼくはそのヤマトタケルが大好きなのです。

とくに名前がね。

みなさんは記紀(古事記・日本書紀)のヤマトタケルの話をご存知でしょうか?

中でも東京湾を神奈川県から千葉県へ船で渡る時の悲しいお話。

 

ヤマトタケルには妻であるオトタチバナヒメがいまして、

ヤマトタケル東征の際、一緒に東京湾を渡って千葉に向かうのです。

(つーか、戦争に嫁を連れていきますかね? 笑)

 

ところが、どうにも海が荒れて渡れなかったのです。

すると「私が海に飛び込んで海の神の怒りを鎮めましょう」と、

オトタチバナヒメは自らの命を犠牲にして海に入るのです。

なぜなら静岡県での戦いで火攻めにあった時、

ヤマトタケルは戦いよりも何よりも妻の安否を気にかけたのです。

その恩をヒメがタケルに返すため私が犠牲になろうというのです。。。

涙が出ますね。

 

するとたちまち海は静まり、ヤマトタケルは無事に向こう岸に渡ることができたのです。

ヤマトタケルは悲しみに暮れて、オトタチバナヒメの為に歌を残します。

「君さらず 袖しが浦に 立つ波の その面影を みるぞ悲しき」

実は、この歌の「君さらず」が今の「千葉県木更津市」で、

「袖しが浦に」が「千葉県袖ケ浦市」の地名の由来なのです。

とても素敵な話でしょ?

 

熱田神宮とヤマトタケルの、どうにも納得いかない話

でも、納得のいかない話があるのです。

それは、ヤマトタケルにはもう一人、妻がいたのです!

 

その名もミヤズヒメです。

 

ミヤズヒメは尾張の豪族の娘なのですが、

なんと、あのオトタチバナヒメの悲劇のあった東征(戦争)のあと、

尾張に帰って、ミヤズヒメと結婚をするのです。

「ぷっ」て吹き出しますよね。

ちなみに尾張の豪族と言っても「天孫の子孫」ということになってますから遡れば皇族です。

一方でオトタチバナヒメの親はニギハヤヒの子孫とされているので、

天孫でなく天神であり、系譜が異なるのです。

ようするに神武天皇と戦ったナガスネヒコのボスがニギハヤヒですからね。

先祖を遡れば「敵同士」だったわけです。

 

さらにヤマトタケルは結局のところ天皇になれなかった皇族なわけですが、

僕が思うにタケルの母が吉備氏という岡山方面の豪族だったからだろうなと。

その証拠にヤマトタケルの兄弟が「成務天皇」として天皇になってますが、

成務天皇の母は美濃ですし、ミヤズヒメは尾張ですし、

美濃・尾張方面の同盟が重視されたのかなと思うんですよ。

 

だから、ヤマトタケルは世継ぎとして重視されず、

東征などの危険な任務を命令されたんだと思うのです。(僕の独自のアイデアです)

 

って、マニアックだなあ・・・。苦笑

これ、アウディのブログなんだけどな。

 

熱田神宮で結婚式をあげたいな・・・

マニアックな話のついでに、その後のヤマトタケルの話を、

自分流に解釈してお届けします。笑

 

ヤマトタケルは尾張に戻ってミヤズヒメと結婚するわけですが、

その後に滋賀県の伊吹山に敵がいるってんで、遠征に向かいます。

でも、伝説の草薙剣をもたずに向かうのです。

そんなもん無くても勝てるわ!って思ったんでしょう。

 

そして草薙剣という「お守り」がないまま戦いに向かったからか、

伊吹山で雹に見舞われます。

きっと寒かったんでしょうな、気を失って病になってしまいます。

 

その後に、山を下り尾張に戻るんですが、

なんとミヤズヒメの元には帰らずに伊勢に向かったのです。

草薙剣が無いと勝てなかったのが恥ずかしかったのでしょうか? 苦笑

そして伊勢に向かう道中、三重県亀山市のあたりで、体も徐々に弱っていき

「あぁ、ミヤズヒメの家に置いてきた草薙剣はどうなったかな」

と剣を気にしながら亡くなったそうです。

 

ちなみに草薙剣は元々伊勢神宮に祭ってあったものですから、

本当は伊勢神宮に返さなきゃいけない。

でも、ヤマトタケルは手ぶらで伊勢に向かったんですよね。

なので「やべえな、剣がねえよ」と、気にしつつ死んだのではないかと思うんです。。。汗

思うに草薙剣ってスサノオが持ってた(というか出雲で拾った)武器です。

そして、スサノオの子孫は出雲の大国主です。

つまり、ヤマトタケルは出雲の伝説を携えて戦っていたわけです。

 

なぜ出雲?

出雲の呪いなのかなんなのか、

皇族でありながら戦士でありアウトロー的なヤマトタケルだからこそ、

出雲に所縁があるのでしょう。

 

やっぱり天皇にはなれない人物だったという感じもします。

でも、そんなヤマトタケルに僕はすごく共感するわけです。

 

所詮、ミヤズヒメは政略結婚だったと思うのです。

なので、恐らく本当に好きだったのはオトタチバナヒメだったはずです。

 

オトタチバナヒメは祖先をたどれば「天神」ではありますが、

天孫である皇族とは異なる傍流(昔は敵)であることは先に書きました。

 

ヤマトタケルもある意味で主流(天皇)に慣れなかった皇族。

お互いに通じるところがあったのだと思います。

 

しかも夫婦そろって東征(戦争)に一緒に行くわけですからね。

そりゃもう、すごい仲良しですよ。

戦友ですよね。

 

だから、は熱田でヤマトタケルとオトタチバナヒメが結婚式をすればいいんです!

そう思ったんですよ。

でもそれは無理だから僕たち夫婦が「代わり」に熱田神宮会館で式だけすればいいんです!笑

ちなみに僕たち夫婦は結婚式をあげてないんですよねー。

 

神宮会館に「森は生きている」を買いに行く

あ、いや、熱田神宮会館でCDを買おうって話でしたね。

すみません、長い前置きでした。

そして、神宮会館にやってきました。

とても清々しい感じの建物です。

参道からすっと横に入ると神宮会館が現れます。

とりあえずエントランスですが、

こりゃもう普通のホテルっていうか結婚式場ですね。苦笑

でさっそく中に入ってすぐ左側にあるフロントの女性に開口一番尋ねます。

「森は生きているってCD売ってますか?」

フロントの女性、キョトンとしちゃって何もわからない風・・・。苦笑

 

「あの、ほら、神宮会館で扱っているらしい、宇崎竜童が歌ってる、CMソングですよ」

おかしなことに、ずっと「は?」みたいな顔してます。

ちょっとイラっとする自分・・・。

そしてしまいには、

「ちょっとわからないですし、音楽CDは扱ってございません。」

とのこと・・・。

まじですかと。。。

その日は落胆しつつ実家に戻りました。

 

そして、後日に色々とネットで調べてみました。

そしたら、このCDって、そもそも非売品らしいですね。

熱田神宮会館で結婚式を挙げた人に無償で配布されるそうです。

しかも、今って宇崎竜童じゃなくて、

「Ms.OOJA(ミスオージャ)」という女性歌手が歌っているそうです。(誰?)

だからフロントの人に伝わらなかったのかな??

でも残念です、宇崎竜童じゃなきゃ、

あの懐かしい優しい感じがフィードバックしないよー。泣

 

といわけで、誰かあのCD持ってる人、譲ってくれないかな?

高価買取!

って冗談はさておき、熱田神宮で結婚式あげたいな。

Twitterでフォローしよう