いつもの昔行った旅行シリーズです。
今回は2011年に夏の帰省を利用して、愛知、三重、和歌山と観光しまして、
とくに熊野三山に行ったときの話です。
ちなみに熊野には以前に一人旅で行ってます。
一度行ってみて良かった場所を、
妻ともう一度行ってみました、という旅ですね
ちなみに前回は熊野三山のうち「那智大社」を飛ばしましたので、
今回はぜひ行かねばなりません。
二度目の熊野速玉大社
まず最初は、新宮の熊野速玉大社。
ざっと見た感じ、当時と印象は変わってなかったですが、
午前中だったため前回より人は少なめの印象。
熊野大社全般そうなのですが、
この垂れ幕のメッセージが毎回とても印象的。
こちらは御祭神の説明。
メインはイザナギとイザナミで、次がケツミコノミコト。
ケツミコノミコトは恐らくスサノオの別名。
これは一人旅の時のブログにも書きました。
でも、今よく見ると国常立命(クニトコタチノミコト)と同列?になってますね。
国常立命て、イザナギ・イザナミよりも上位レベルの神様なんですけど、
いったいどういうことでしょうね?
スサノオと同一?
謎です。
さて、こちらは世界遺産の碑。
前回は世界遺産に認定された直前?直後?
くらいだったので、こんな石碑はなかったような気がする。
ま、整備されるというのは良いことですかね。
前回すっ飛ばした熊野那智大社と那智の滝
さて、次は待望の熊野那智大社。
ここは初めて訪れる場所ですが、
実際に行ってみて前回訪問しなかった事を後悔しました。
なぜなら、予想外に、ものすご~く楽しめた場所だったからです。
見てください、この素晴らしい景色。
山の上にあって修験道の雰囲気もたっぷりです。
那智の滝が、この場所全体の荘厳さを強調しています。
その那智の滝にも歩いて行けるらしいのですが、
今回は夏で暑かったのでやめました。。。苦笑
こちら、那智の滝と五重塔。
神仏習合の影響で寺と神社がセットで存在しているのです。
こちらは大国様の像。
大黒様は出雲のボス「オオクニヌシ」とされています。
なに笑っとんねん。
そして、本殿。
なんだかケムってるのは霊魂ではなく線香の煙です。
と、このように神社なんですが線香の香りでお寺みたいな感じで、
まさに神仏習合でしたねー。
とても雰囲気の良い熊野那智大社でした。
二度目の熊野本宮大社
熊野速玉、熊野那智と来て、最後に熊野本宮大社に立ち寄ります。
ちなみに、ここが熊野三山の総本山(総本宮)です。
さすが、前回訪れた時と比べると、
ものすごく整備されていて、かなり様子がちがっていました。
世界遺産パワーでしょうな。
それにしても、いたるところにヤタガラス。
これはもうヤタガラスで売りたい戦略ですなあ。
はい今回も早速出てきました、
熊野大社特有の気合いの入る垂れ幕。
なにかよくわかりませんが、
奮い立たせてくれるものがあって好きですねー。
こちらは前回には確か存在しなかったと思われる、
参拝順を記した看板。
この通りに全部回るのが面倒だったので、
ケツミコ様の本宮だけに手を合わせてきましたー。苦笑
おやおや、これまた前回には無かった、ヤタガラスのポスト。
ゲゲゲのポストのようだ。
そして、さらに!
これまた、前回にはなかった、立派な施設。
熊野本宮会館という、熊野の観光スポットを紹介する施設です。
展示内容はあまり濃くないですが、
それでも、映画もあり書籍もありで施設としてはかなり充実していましたね。
博物館好きな人は、ぜひ行ってみましょう。
熊野本宮大社の大鳥居
そして、大鳥居。
これは前回もあったはずなのですが、不思議な事に目に入らなかったんだよね。
まさかこんなに大きいとは思わなかったのですが、看板には「日本第一鳥居」と書かれている。
第一鳥居?
日本一大きな鳥居だと思ったけど、第一? 大きいのとは違うのか?
でも、大神神社の大鳥居より大きい感じがする。
写真の中の人の大きさと比べれば、その大きさがわかるよね。
ちなみに鳥居についてるマークは。。。
ヤタガラスだった。笑
そして、ここが旧社地。
なるほど昔は、この場所に大社があったので、それで、ここに大鳥居があるのですね。
それにしても、けっこう広大な土地になっていて、
一歩足を踏み入れると、とても清々しい気分になります。
川の増水で社が流れたらしいのですが、再建すれば良かったのに。
実は、僕ら夫婦がここを訪れた後、
台風で大洪水が起こり、ここら一帯が水没したんですよね。。。
なので、やっぱり社は元の位置に戻さない方がいいのかもしれませんね。
でも、この場所の方が清々しいと思います。
熊野古道を歩いていないという・・・
さて、今回熊野に来た割には、
結局、よくTVや雑誌で見る「熊野古道」は歩いてないのですが、
今回は時間もなかったのでまあいいかと。。。
最初は「世界遺産の熊野古道」って何のこと?何がメイン?って思ったのですが、
要するに伊勢や大和から熊野詣でにやってくる人たちが歩いた道の事なんですね。
なんだ「道」かあって感じでして・・・。苦笑
妻いわく、「実際に歩かないとご利益(ごりやく)がないよ」とのこと。
そうか、みんな、ご利益を得るためにやってくるのか。
自分のように歴史ロマンを感じに来たほうが楽しいんじゃないのかな?
なーんて。。。苦笑
ちなみに熊野三山の神社はご祭神的には出雲系の神社でして、
縄文派でありスサノオ派でありヤマトタケル派である自分にとっては、
行かねばならない場所なのです。
歴史ロマン的に。笑
というのも日本列島の原住民つまり縄文人は出雲系であると考えられますし、
出雲と言えばスサノオで、これは熊野大社の祭神。
そして熊野のヤタガラスは、東征の帰りのヤマトタケルを長野県の碓氷峠に導いたとされ、
そこでヤマトタケルが熊野神社を建てたと言われています。
色々繋がってるんです。
また、古代の文献(偽書)とされるホツマツタヘによれば、
ヤマトタケルはスサノオの生まれ変わりでもあります。
あぁ、ホツマツタヘの話もまた書かないとなあ。
というわけで、僕の好きなものを色々と見つけることができる熊野三山の話でした。